【第59回CBC賞(GⅢ):回顧】ジャスパークローネ

重賞レース回顧

2023年7月2日㈰に中京競馬場で行われた第59回CBC賞(GⅢ)は、団野大成騎手騎乗の7番人気ジャスパークローネがまんまと逃げ切って優勝。半馬身差の2着には8番人気のサンキューユウガ、3着には4番人気スマートクラージュが入線し、3連単⑩-④-⑥は499,640円の波乱決着。なお、1番人気に支持されたマッドクールは直線で伸びを欠き、9着に敗れた。

2023 CBC賞(GⅢ)

各馬短評

1着 ⑩ジャスパークローネ
  • 軽ハンデの逃げ馬といういかにも人気しそうなのに人気しない。
  • 下馬評から圧倒的人気のマッドクールが警戒するのは追い込み馬。
  • つまり彼より前に付ける本馬は少し甘やかされる可能性。
  • 前半33.6は開幕週の中京良馬場重賞なら少し緩いくらい。
  • しかも鈴を付けに来る馬も居ない楽逃げ。
  • 最後の直線で右鞭を嫌がりラチに激突寸前。
  • 事なきを得てまんまと逃げ切りも一歩間違えば大惨事だった。

2着 ④サンキューユウガ
  • 開幕週の良馬場1200mで前半33.6から3馬身空いた3番手(33.8)
  • すこぶる展開に恵まれた。
3着 ⑥スマートクラージュ
  • マッドクールをビタ張りで見る形。
  • 上位人気の先行馬としては理想的な乗り方。
  • 伸びないマッドクールで蓋、垂れて来るテイエムで前壁のどん詰まり。
  • 結果追い出しが遅れ3着まで。

4着 ⑨トゥラヴェスーラ
  • 今日は中団追走も勝負所での反応が悪い。
  • この馬は常に丁半博打なのでこういうのは付き物。
  • 結果的に中団以降の馬ではこのレースの勝負参加は不可能だった。
5着 ②タイセイアベニール
  • 最も好スタートだったが脚遅く中団から。
  • 100%能力を出し切って5着。
6着 ③エイシンスポッター
  • 後方待機はいつものこと。
  • のんびりし過ぎてもいないが、ペースと馬場はまだ見えていない模様。
  • 直線はウロウロ。
7着 ⑪ディビナシオン
  • 今回は単なる川田人気。
8着 ⑤テイエムスパーダ
  • 昨年+7㎏の斤量。
  • あれだけ恵まれた展開で良いところ無しは早熟説濃厚。
9着 ⑧マッドクール
  • ジャスパーを行かせて外目の3番手。
  • 突発性戦意喪失。よくあること。
  • その後スマートクラージュと押し競ら饅頭でおしまい。
10着 ①ヨシノイースター
  • 調教からはコレ。
  • 大出遅れ。これは今後も警戒しておくべき短所。
  • 肚をくくって後方2番手で直線勝負にかける。
  • このペースで前が止まるワケがない。
11着 ⑫サンライズオネスト
  • スタートからある程度押して行って中団追走。
  • 勝負所からトゥラヴェスーラと上がろうとするも反応が超悪い。
  • ほぼ追わず。
11着 ⑦アビエルト
  • まなみに愛を注いだ勢の祈りむなしく。

まとめ

    • マッドクールの戦意喪失負けというイレギュラーがあれば、元々展開に恵まれることが見えていたジャスパークローネの勝利は至って順当の側。
    • 2着馬はさらに展開に恵まれた。
    • スマクラはやはり重賞の望来といった残念な3着。
    • 後方勢はこの馬場でこの流れではどうにもならない。
    • ヨシノイースターの出遅れ癖は今後も大きな懸念材料。
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参考

 

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