【第59回七夕賞(GⅢ):展望】追い切りと考察

重賞展望

7/9㈰に福島競馬場で行われる第59回七夕賞(GⅢ)の追い切りと考察。

1番人気が世紀を跨いで26連敗した曰く付きのハンデ戦。まともな神経で馬券構築を考えても悉く跳ね返されるので、まずはそこを肝に銘じておこう。

ハンデは54~58.5で上下差4.5㎏だが、牝馬アローワンスを差し引くと2.5㎏内に収まっている。実質的に別定戦とほぼ変わらないと見れば能力重視が正解か。

また、七夕賞はその名称から枠連「7-7」が過剰人気する傾向にあり、午前3時時点で20倍。同じ組み合わせとなる馬連「13-14」は51倍のオッズとなっている。リアルにそこを狙っている方は配当の高い馬連で購入する事をおすすめする。

福島競馬場

引用:競馬ラボ

追い切りと考察

①エヒト

坂 c+ 強めで好時計。いつもながら稽古は動く。

  • 昨年は絶好枠⑯の54㎏。今年は悪枠①で58㎏。
  • GⅡの57㎏で問題ない馬ではあるが、条件が昨年より一気に悪化は懸念材料。
  • 追い切りが悪ければ容赦なく消しだが残念ながらそうもいかなそう。
②ホウオウエミーズ

w c 体型からはキレる牝馬というイメージ。

  • 前走時は体調も良く、乱ペースで漁夫の利。
  • 実際はキレない。かといって福島や中山が合うタイプにも見えない。
  • 外枠なら穴気配もあったがここだと厳しい。
③バトルボーン

w c+ 先週でボチボチ臨戦態勢整う。今週は併走馬を一蹴。

  • 5戦4勝のサンデーR秘密兵器。
  • 負けた相手は五芒星の一角ダノンベルーガ。
  • 3歳時に東京2000m1:57.8を持つ馬に56㎏。
  • 控えても平気な番手タイプで逃げ争い参加も不要。
  • 有利ではないが、些末な問題にもならなそうな枠。
  • 唯一の不安を挙げれば7か月ぶりの実戦。
④ククナ

w c 馬なり。ふつう。

  • 器用貧乏な馬であと一押しが足りないケースが多い。
  • 牝馬で54㎏だとバトルボーンなどと同等の扱いで、やや見込まれた。
  • そこそこ人気を吸っているなら思い切って軽視か。
⑤カレンルシェルブル

cw c 少し仕掛けた程度で併走遅れ。順調ではあるが勝負気配はやや薄いか。

  • 同条件の福島民報杯は格の違いで勝利。
  • 前走は新潟の不良という特殊馬場で参考外。
  • ハンデGⅢを勝ち負けする程度の能力は十分ある。
⑥サンレイポケット

坂 c 先週が実質的な最終追いで今週は軽め。

  • 既に衰え顕著な馬でも容赦ない58㎏を課すのがハンデ重賞。
  • もちろん前が流れ狂えば一撃はあるが強くは推せない。
⑦トーラスジェミニ

w d 馬なり平凡。

  • 一昨年の覇者も既に枯れている。
⑧ガロアクリーク

w c 徐々に良化。

  • 皐月賞3着に加え、GⅡ勝ちの実績は断然。
  • これで57㎏はかなり恵まれた斤量。
  • 猛蔵の経験値稼ぎの色合いが濃過ぎる。
⑨レッドランメルト

w c+ 中々手前を変えない状況でこれだけ伸びれば十分。

  • これだけ動けて福島の田辺。
  • そもそも2走前の小倉大賞典(GⅢ)では1番人気を背負った馬。
  • 人気急落待ったなし。
  • 一変期待しないほうがおかしい。
⑩グランオフィシエ

w c がっちり追うが、欲を言えば最後もう一伸び欲しい。

  • 戸崎と手が合うのは周知の事実。
  • 能力は足りるので思い切った穴狙いならコレ。
⑪フェーングロッテン

坂 c ここ最近は万全の状態にならない。

  • 展開利猛爆のここ三戦は来て当然のレベル。
  • 伊達に菊花賞で推したわけではなく、このくらい走って当然。
  • 強さがバレて今回58㎏。
  • 展開利は見込めない。
  • さよなら俺のフェーングロッテン。
  • いつの日かまた共闘しよう。
⑫ショウナンマグマ

w c ふつう

  • 本来もう少し稽古走る。
  • 逃げ争い激化に加え出遅れ癖有りでは難しい。
⑬ヒンドゥタイムズ

cw 内をちょろちょろ見ながらも余裕のラスト11.4。順調。

  • トップハンデ58.5㎏。そこをこなせるかどうか。
  • ある程度速い流れが予想され、展開利は見込める。
⑭テーオーソラネル

坂 c 先週猛時計を出した割には今週は一息。

  • 3連勝の勢いは侮れない。
  • 逃げだけではない所も前走で見せた。
  • 有力馬の中で外の偶数はこの馬だけの絶好枠。
  • 問題は当然重賞の三浦。しかもテン乗り。
⑮セイウンハーデス

坂 c+ 先週cwで好時計。今週は軽め。

  • 同期の先行馬との兼ね合いがカギ。
  • フェーングロッテンに1㎏貰った今回はチャンスか。
  • 逃げ争い激化すれば大敗も。
⑯シフルマン

cw d 強めも平凡。

  • 超好枠も同型揃った今回は苦戦か。
  • 57㎏は大分見込まれた。

好調教馬

C+ ③バトルボーン ⑨レッドランメルト ①エヒト ⑮セイウンハーデス

明らかに動きが良いのは⑨①および先週の⑮だが、力量的に③は外せない。
動きがさほどでもない⑤をおさえるべきかお悩み中。他は買わない。

まとめ

    • 雨予報もあったが土曜は曇りでクッション値9.2と固いまま。
    • 内が耕されることを期待したが馬場の悪化はそこまで進まなかった。
    • このまま雨降らずなら不利な内枠でもそれほど減点出来ない。
    • 逃げ争い激化で中団以下でレース出来るタイプが主軸。
    • 勝負に出るのは心許ない悪魔のハンデ重賞。
    • 全馬まともに走れば56㎏の③バトルボーンに分がある。
    • ⑨レッドランメルトの一撃に期待して天を仰ぐレース。
    • いつもの↓


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ぽぽん

【競馬歴】ミホシンザンが春天を制した日に父に東京競馬場に連れて行かれてから36年。初恋はダイナアクトレス。
【卒論】ヘイルトゥリーズン系の今後
【職歴】大学卒業後大手飲料メーカーに就職も博打の方が数倍割がいいので退職。4号機時代を全力で堪能したあとは体力の限界で引退。心を入れ替えて会社員に戻るも超つまんないので2022年に起業。
【お住まい】千葉県の農地

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