2024年4月21日㈰に京都競馬場芝1600mで行われた第55回読売マイラーズカップ(GⅡ)は、団野大成騎手騎乗の1番人気⑭ソウルラッシュが優勝。
GIの前哨戦でここまで仕上げて大丈夫なのか?と思うほど突き抜けた状態での出走とあって、今回は実績上位のセリフォスをも上回る人気を集めたが当然のように完勝。
昨秋からの本格化は著しく、この状態を維持出来れば次走でのGI初制覇も夢ではない。
2024 マイラーズカップ(GⅡ)
各馬短評
1着 ⑭ソウルラッシュ
- 好調教連発でズバ抜けた仕上がり。
- セリフォスは八分程度。
- 今回は得意の渋馬場。
- 2強レースでこれでは事故その他アクシデントが無い限り負けようがない状態。
- 好スタートから何の問題も無く勝利。
- これだけ仕上げてしまうと次が心配になる。
- 状態維持に努めるはずで、安田までは強い追い切りは無いと思われる。
2着 ③セリフォス
- 本気の時はcwで追うが今回は坂路。
- やる気もそう感じない。八分程度。
- それでもここは2強なので恥ずかしいレースは出来ない。
- なだめながら中団追走。
- 折り合いはついている。
- 他はGⅢ~リステッドクラスの相手になんとか2着して一応の面目は保つ。
- マイルチャンピオンシップで見せた戦意喪失は今回見られなかった。
- 今回は各種要因がソウルに劣り過ぎてて勝つには厳しかった。
- 安田記念では状態を上げて来るだろう。
3着 ⑨ニホンピロキーフ
- 本格化しているのは間違いない。
- 貫太も上手く立ち回っている。
- 4角ではソウルラッシュ以上の手応えで直線を迎えたのだが最後は完璧に力負け。
- 仕方ない。上位2頭はGI級。
- 久々とはいえ仕上げて来たエアロロノアやソーヴァリアントに先着。
- つまり今のこの馬ならGⅢくらいは勝てる。
4着 ⑤エアロロノア
- 10カ月ぶりの実戦。
- 前回は重く、今回ビッシリ追って来てイキナリか?の態勢。
- -16㎏。
- まぁやはりこのメンツならここまではやれる馬。
5着 ⑫ソーヴァリアント
- 前走は太目。
- 今回はキッチリやって絞って来た(-16㎏)
- スタートが少しヘグったが事なきを得、実は1強状態のソウルをマーク。
- 4角で見せ場を作ったがズブさを見せた。
- やや加齢による衰えがみえたのかもしれない。
6着 ⑥ビーアストニッシド
- 勝負になろうはずの無い鞍。
- 逃げ馬達は稍重を前半1000m57.1と無理なペース。
- それを少し空けて見ながら1~3着馬の一歩前という悪魔的好位追走。
- 直線はバテた馬を何頭か交わしたが粘り切れず。
7着 ⑧トランキリテ
- さすがにのんびり構え過ぎ。
- そこから大外ぶん回し。
- 武豊にして新人のような騎乗。
8着 ⑩コレペティトール
- 今回は状態:悪。
- 直線は左にヨレっぱなし。
- 状態がゴミなので今回は参考外でいい。
9着 ⑯ボルザコフスキー
- グリグリ君の温情で誠之助が継続騎乗。
- 開幕週を最後方で動かず。
- 武豊のマネしたかも知れないが、今回は武も下手。
- 新人っぽい騎乗だった。
10着 ①トゥードジボン
- 行くしかなさそうな枠でハイペース逃げ。
- 自滅。
11着 ⑬セッション
- 状態悪く、勝負にならない。
- ハイペースを番手追走。
- 無理でしょ。
12着 ⑦ノースザワールド
- 人気より上位に来ることは確定の舐められっぷり。
- 直線伸びてくるところを永遠にコレペティトールに寄られて終戦。
13着 ⑮フリームファクシ
- ここまで来ると早熟説の方がしっくりくる。
14着 ④リューベック
- 稽古の時計はいつも速いので今後も騙されないように。
- 重賞ではまるで通用しない。
15着 ⑪アリストテレス
- 3000でも買えないくらい衰えているのに1600では話にならない。
16着 ②スパイダーゴールド
- 隣が行ったのでハイペースに付き合う。
- どちらにせよ通用しなかったので悪い判断ではない。
17着 ⑰エエヤン
- 前走はペースに恵まれただけ。
- 今回はほんの少し人気を吸う。
- 一生かかっていた。
- 誕生日おめでとう。
まとめ
-
- ソウルラッシュは今が絶頂期。
- 今回仕上げ過ぎており、状態維持出来るかどうかがGIへ向けての課題。
- セリフォスは8分でも力は見せた。
- ニホンピロキーフと貫太は夏にも重賞を勝てそうな雰囲気。
- ↓いつもの。
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