11/28㈰、東京競馬場で第41回ジャパンカップ(G1)が行われる。
「引退レースとなる昨年の3冠馬コントレイルが有終の美を飾るのか」
これが焦点になるが、再び強い3歳馬に煮え湯を飲まされ引導を渡される形での幕引きは個人的には勘弁願いたいところ。強い三冠馬は以下のように強いまま引退するのが望ましい。
- ディープインパクト
- オルフェーヴル
- ジェンティルドンナ
- アーモンドアイ
従って、今回は初めに宣言する。
◎は②コントレイルだ。
ジャパンカップ
傾向
- 過去10年の勝ち馬は全て5番人気以内。
- 過去10年1番人気(4.1.2.3/10)
- 関西馬8勝、関東馬2勝。
- 1枠の成績が飛び抜けて良い。
- 5→4→3歳馬の序列。
- 2桁人気の7歳馬が3着2回。
ぽよんちゃんデータ
出走馬全頭診断
①ムイトオブリガード
〇 驚異的な好成績を残す①番枠。
〇 人気の一角と同じくARG共和国杯勝ち馬。
〇 大穴演出のある7歳2桁人気。
✕ 2年間馬券になっていない。
②コントレイル
〇 強い。
✕ ゲート。ゲート。ゲート。
③ブルーム
〇 前目を狙うのは他にキセキのみ。そのキセキが十八番の出遅れでもしようものなら好枠ムーアがペースの鍵を握る。
〇 単騎逃げがなければまずスローの流れ。
〇 直線の進路も選び放題。
✕ 力関係はアウェーですら外国馬<<<日本馬。
④シャフリヤール
〇 何度見直してもゴール板のとこだけしかエフフォ-リアの前に出ていないダービーで見せた力量を超越する勝負根性と強運。
〇 地球上で唯一エフフォ-リアを負かした偉大なる王。
〇 今月は神に等しい活躍の川田。
✕ 今回はキレ味を要求されない馬場で、大得意の高速馬場とは勝手が違う。
⑤キセキ
〇 逃げ争いをしそうなのはブルームだけ。
〇 キレの要らない今回は馬場の恩恵をモロに受ける。
✕ スタートで終了の前科多数。
⑥グランドグローリー
〇 重馬場得意の海外馬のためか含水率が実は先週より少し上がっている。(本当です)
〇 日本の馬場に適性が無いという保証はどこにも無い。
〇 好枠を活かしてデム弟が好位を進めば波乱の種に。
✕ 2000m戦に神経注ぎ過ぎ。
⑦オーソリティ
〇 スタートから逃げ馬と有力2騎を内に見れる超好枠。
〇 限界のキレを要求されない持久力向きの馬場。
〇 まず詰まらないであろう今回のメンバーとこれまでのレース運び。
〇 土曜日に京都の重賞を捨てて東京でこんな成績を残す人のコース取り。
✕ 過去10年でG1馬の壁を破って勝利したのはシュヴァルグランのみ。
⑧ウインドジャマー
〇 誰もが欲しがる枠を平然と引く。
〇 父は超・東京巧者スピルバーグ(2014年JC3着)
✕ 芝10戦全敗。
⑨アリストテレス
〇 コントレイルの3冠ロードで接戦に持ち込んだ唯一の馬。
〇 もはや仕事人と化した武史。
✕ 左回り勝利時の評価は高いが今回は相手が違う。
✕ どういうわけかG1では善戦止まり。
⑩ロードマイウェイ
〇 父ジャスタウェイ、父父ハーツクライ、母父ジャングルポケットは全てJC連対経験のある筋金入りの東京巧者血統。
〇 ここ2戦で以前と違う2400~2500mを使ってきた陣営の思惑。
〇 不振が続くが突発的にあわやの競馬を見せる。
〇 買った人気馬を皇成が飛ばすと非常にイラつくが今回は許せる人気。
〇 明らかに好枠。
✕ 能力の絶対値。
⑪シャドウディーヴァ
〇 東京(2.5.2.3/12)
〇 覚醒したハーツクライの血。
〇 授業参観に徹しない場合のパパ典。
✕ 今の馬場に一瞬のキレは不要で、あまりに後ろからでは届かない。
⑫サンレイポケット
〇 追い切りに今年ラストの意気込みを感じた。
〇 常に全力を出し切る真面目さ。
〇 現在の東京にマッチする脚質。
〇 G1人気薄の克駿は稀に激走。
〇 単勝こそ13番人気だが、馬連ワイドで見ると5~8番人気でヒモ候補としては高評価。
〇 今月30日付で引退する父・克也に大きな勲章を捧げたい。
✕ ワンチャンあると思った時は微妙な圏外負けをする。
⑬モズベッロ
〇 メンバー中唯一コントレイルに先着実績。
〇 池添のJC勝ちは7枠から。
✕ 近走負け過ぎ。
⑭ユーバーレーベン
〇 秋華賞は3割程度のデキで参考外。
〇 持久力を問われる馬場は向く。
✕ まだ本調子には程遠い。
⑮マカヒキ
〇 今回の上位人気馬を前走で粉砕。
〇 どんなに人気薄でもこの馬が勝つと皆幸せ。
✕ 買うと来ない。
⑯ユーキャンスマイル
〇 金子オーナー所有のJC好走経験馬3頭並びの不気味さ。
〇 上がり最速4~5着大好き藤岡佑の追い込みはハマれば何でも持ってくる。
✕ やや衰えを感じる。
⑰ワグネリアン
〇 ダービー優勝ゼッケン⑰が再降臨。
〇 その時にダービー制覇を逃した戸崎が勝てば奇跡のドラマ。
✕ 一杯に追っているにもかかわらず格下に一蹴された追い切り。
⑱ジャパン
〇 待ちわびたジャパンのJC参戦。名前のあった香港登録が消え、ここが引退レースとなる。
凱旋門賞やキングジョージで人気になったこともある「ジャパン」と名付けられた名馬がジャパンカップに来て武豊が乗るってのはめちゃくちゃ意義のある事だと思う。
表面からは見えづらい、深層に目的があるこういった事の積み重ねが今の日本馬を世界最強レベルに押し上げた。
— ぽぽん (@popon10d) November 16, 2021
〇 国際レーティング118はコントレイル(121)、シャフリヤール(120)に次ぐ第3位。
✕ ブルームと併せた調教を見ても本気度が読めない。
まとめ
◎ ②コントレイル
〇 ⑦オーソリティ
▲ ④シャフリヤール
△ ⑤キセキ
△ ③ブルーム
△ ⑫サンレイポケット
コントレイルが有終の美を飾れなければそれは競馬界の損失。偶然にも引き当てたJC御用達の1枠もそれを願ってはいない。落馬も脳裏を過った天皇賞・秋と同じく、不安はゲートのみ。すんなり出れば詰まろうが最後方だろうがコントレイルが勝つと信じる。
2着候補筆頭は同期の⑦オーソリティ。東京コースのクラシックディスタンスでは破格の安定感を見せる本馬に枠順・馬場・展開が向くことが予想される今回はダービー馬4頭をまとめて料理する千載一遇のチャンスだ。
▲はシャフリヤール。望んでいる馬場ではないが、3歳春に東京2400mを2:22.5秒で走破するような馬に同条件で斤量の恩恵を受けるここで無印は有り得ない。
△はゆったり行けそうな逃げ候補2頭と一発を目論む鮫島駿を選んだ。
追記:日曜の馬場
東京
先週こそ2歳馬ですら上がり33.0を繰り出せる馬場だったが、27㈯はメインのエアファンディタ33.8とプリンスリターン33.9が最速。内がどうにもならないレベルではないが、全体的に伸びる箇所は外へとシフトして来た。そして高速決着は望めない馬場。
阪神
とにかく上がりがかかる。また、馬場考察11/27~28で記したように逃げ馬のレベルが1枚落ちるのでスローがお約束となり、逆にそれを利した逃げ馬が京都2歳Sで波乱を演出した。
京阪杯で使用する1200mは最初のコーナーまで243mしかなく圧倒的に外枠不利。また、明らかに内が荒れた状況で内枠は不利となるが、同条件で行われた最終レースでは1着に⑯、2着4着に外を回した②と①が入線。
人気薄の逃げ馬(6着)が33.5で引っ張っているにもかかわらず決着タイムが1:09.3の凡戦で全く参考にならない。
とはいえ、芝コースで行われた6鞍で逃げ番手が好走したのはこの最終を離れた2番手から進めたアールキャプチャーと、少頭数のドスローとなった京都2歳Sで逃げたビーアストニッシドの2頭だけ。
ならば基本は土曜と同じく中枠の差し馬狙いで良い。ただし出来る限り高額BETは避けた方が賢明だろう。
以上。
駄文長文のご精読に感謝します。
最後に、JCは「東京12R」なので間違えないように。
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