【第40回マイルチャンピオンシップ(GI):回顧】ナミュール

重賞レース回顧

2023年11月19日㈰に京都競馬場芝1600mで行われた第40回マイルチャンピオンシップ(GI)は、藤岡康太騎手騎乗の5番人気⑯ナミュールが優勝。

素質は認められながらもどうしても届かなかったGIタイトルをようやく手に入れた。

2023 マイルチャンピオンシップ(GI)

各馬短評

1着 ⑯ナミュール
  • 前哨戦快勝も馬体減を恐れた軽めの調整。
  • 絶好の大外。ムーアならヘマはしない。
  • 当日ムーア落馬で康太に騎手変更。
  • そこから人気急落で単勝は最終的に1730円。
  • スタート決めるもすぐに抑える駄騎乗。
  • ダノンザキッドが邪魔でコーナーで距離ロスの駄騎乗。
  • 過去10年で2番目に速いペースと額面上はなっているが、3番手以下はせいぜいミドルペース。
  • …の中をひたすらガチ抑えの駄騎乗。
  • 諸々でポジションを自ら悪くし、直線向いて外に持ち出すも当然詰まる。
  • 壁を弾き飛ばし爆伸び。呆れるほどの強さ。
  • 康太ファンには申し訳ないが、今日のナミュールにはバーイードでも勝てない。
2着 ①ソウルラッシュ
  • 意地でも勝ちたかった京成杯AHと遜色ない状態。
  • 懸念は若干不利となる①番枠。
  • スタートで少し躓く。

  • 不利枠①なので、すかさず悪い最内を避けて少し外に出す。

  • 慎重にその絶妙なラインを進み、最後はここ。

  • 直線の各馬の進路取りと芝の色を見れば、向正面の芝もどこが良いかは容易に想像が付く。
  • 馬場考察で唱えた内枠若干不利というのはそういうこと。
  • こういうレベルで馬場を見ているし、鳥肌が立つほど巧い。これがモレイラ。
3着 ⑤ジャスティンカフェ
  • ハイレベルの末脚が自慢。
  • 届かない豪脚と揶揄されることもしばしば。
  • 前走は出遅れもあったがそれが不発して人気落ち。
  • 道中は中団で折り合いに専念。
  • 直線、一瞬は勝つかと思わせたほど強烈な見せ場。
4着 ⑦エルトンバローズ
  • メンバーで最も運の強い馬。
  • 1番人気馬はゲートで暴れ、スタート直後にはタックルを喰らう。
  • 2番人気馬は状態が良過ぎた故に前進気鋭強く、道中鬼のようにかかる。
  • 3番人気馬は最内。
  • これで3走連続上位人気馬が受難。
  • 偶然がここまで続くのは紛れもなく強運。
  • 運はソダシに匹敵するレベル。
  • 現状は全く足りないが、能力の上積みあればGIに届く日が来るかも。
5着 ⑥ダノンザキッド
  • マイルチャンピオンシップでは毎年走る。
  • 前が潰れた展開と言われているがお門違い。
  • 前は能力が足りないか、折り合いを欠いた馬ばかり。
6着 ⑮イルーシヴパンサー
  • 好枠を引いたボチボチ強い馬。
  • 人気2頭があれだけ不具合なら6着くらいには来れる。
7着 ⑨シュネルマイスター
  • ゲートで暴れ、立ち上がる。
  • その上でスタート直後にタックルされて最後方の大出負け。

8着 ⑪セリフォス
  • 休み明けだが万全の状態。
  • 先行不利ペースの安田記念で不利枠先行から2着。
  • ほぼ全馬と勝負付けが済んでいる。
  • アクシデント以外で負けることはない。
  • ローズSのソーダズリングのように、休み明けで仕上がりが良過ぎると前進気鋭が強くなり行きたがる馬もいる。
  • 道中は首を上げ、口を開けて爆かかりの大暴走。
  • それでも直線一旦先頭に立つが、最後は馬自らやめる。
  • これが競馬の怖さ。
9着 ⑫レッドモンレーヴ
  • ナミュールに弾き飛ばされる引き立て役。
  • 1600も十分こなすが今回は最後キレ負け。
  • GI級相手だと現状は1400の方が良い。
10着 ④エエヤン
  • 今回は実質9着馬までのレース。
  • そこから4馬身離されると力負けとしか言えまい。
11着 ②ビーアストニッシド
  • 先行すら出来なかった。
12着 ⑧ソーヴァリアント
  • 7枠の2頭以外は遅いと池添が判断したのが丸わかりの立ち回り。
  • その通りではあったが力が足りなかった。
  • その過程でセリフォスに火を点けてしまった。
13着 ③ダノンスコーピオン
  • トンネルは長い。
14着 ⑩マテンロウオリオン
  • 力負け。
15着 ⑭バスラットレオン
  • 4角までは楽しめた。
16着 ⑬セルバーグ
  • 上に同じ。

まとめ

    • ナミュールおめでとう。
    • ↓いつもの。


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参考

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