こんにちは。馬場と展開を読み切りたい男ぽぽんです。
京都の話をする前に今週の東京芝コースのポイントと昨日の反省文を書かせていただきます。
今週の東京はコース替わりの影響もあり内枠先行有利です。
つまり昨日の東京スポーツ杯2歳ステークス(GⅡ)で人気を被った⑮ルヴォルグなどはノータイムで消すのがぽぽん流で狙いは内枠先行馬。
・・・にも関わらず内枠3頭で大荒れとなった1戦を仕留められない始末となったのはひとえに仕事でパドックが見れないため福永カテドラルでいいだろなどと安易な考えで結論付けてしまった事。
2歳戦ほど玉石混合な舞台でパドックを見れない事は致命的だと改めて心に刻み、今日もパドックを見れないマイルチャンピオンシップに挑みます。
枠順
GⅠ馬7頭を含み、出走馬の17/18が重賞ウィナーという豪華メンバーで、どの馬が戴冠しても一つも驚くことはありません。
勿論狙いは大波乱です。
①ステルヴィオ
前走毎日王冠はアエロリットに屈したものの力のある所を見せて天皇賞・秋でも好走したキセキに先着。
春はクラシックに挑んで案の定距離に泣いたため秋は矛先を変えて来ましたが、どうやらこの馬は少し運が足りない模様で皐月賞は外枠で今回は最内です。
内枠で何が悪いの?って意見が飛んで来そうですね。
確かにコース替わりで仮柵が設けられて一見内枠有利に見えますが、東京はほぼ傷んだ分が覆われたのに対し、京都は内数頭分は悪いままなのです。
つまり一旦外に出すロスが生じる事になるのはかなりのハンデ。いくら名手といえど今週からのビュイックがそこまでマッハで馬場に対応できるか疑問です。
力は認めてもせいぜい△まででしょう。
②ペルシアンナイト
昨年の覇者も今年は消化不良のレースが続きますが
- 京都は全て馬券圏内
- 叩き2戦目全連対
- 鞍上はミルコ
ですが残念なことに人気の内枠。今回はこれだけで消すには十分な理由。
③アルアイン
好走率の高い前走秋天組で、その秋天でもかなり期待したのですが案外な結果。
キセキに苦渋を舐めさせられた記憶が蘇って参りました。。。
今回は鞍上を川田に強化。脚質が自在なため内枠さえ克服できれば圏内
④ブラックムーン
強敵相手だと本当に走らない。京都相性は良いがさすがにこの相手では苦しい。
⑤ヒーズインラブ
京都芝(1.0.2.0)と悪くはないし、それなりに流れる今回は展開も向きそうではあるがここ3戦で底が見えた感があり、ここも相手関係から苦戦。
⑥ジュールポレール
どこかのコラムで京都の高速馬場云々の記事を読みましたが、今週の京都は全く高速馬場ではありませんのでやや時計のかかる今回は好材料。
春のヴィクトリアマイルでは幸の会心の騎乗もありましたがあの馬場でリスグラシューを退けたことは評価すべきです。
ただ今回は石川。彼の腕で今回の迷路のような展開を潜り抜ける事はまだ無理です。
⑦ロジクライ
この辺りから馬場の良いところを走れる枠になってきます。
前走富士ステークスは今までとは一味違う強い内容でしたが今一つ人気も上がって来ません。先週のリスグラシューに続いて父ハーツクライのGⅠ連勝があるかも注目です。
⑧モズアスコット
安田記念では狭いところを抜け、堅軸アエロリットをゴール寸前で差し切ってバンブーメモリー以来となる連闘での安田記念制覇を成し遂げました。
この馬は格下が相手だといつも大外をぶん回して届かずなレースをしますが、安田記念でああいう進路取りが出来る事を証明し、ルメールが自らの手で重賞勝ちをした数多くの馬の中からコレを選択しているという事実も見逃せません。
敵はドン詰まりただ一点
⑨ウインブライト
時計のかかる馬場は向きます。中山記念では並み居る強敵を撃破しています。
ただ流石に今回はキレが足りないかなという印象で、馬券的にもここまで手を拡げられない部分があります。
⑩ミッキーグローリー
- 前走は中団から外一気で着差以上の完勝と本格化
- しかも3着に退けたロジクライは次走で富士ステークスを快勝
- ド真ん中の絶好枠で中団待機組
- 京都1600mはディープインパクトの庭
- GⅠの戸崎はむしろ人気薄が狙い目(現在8番人気)
買い目以外ないので今回はコレ。
⑪ジャンダルム
前走富士ステークスでの大外休み明けという条件は参考外で、マイル以下ではまだ底を見せていないと思えば魅力は十分にあります。
ただここはキレ不足な面が最後に響くでしょう。
⑫レーヌミノル
生涯最高の走りで桜花賞を制した春、4着と好走した秋のマイルCSと昨年までは十分にあった存在感が随分と希薄になっております。
逃げ馬に厳しい今週の馬場も向かず苦戦必至です。
⑬レッドアヴァンセ
1/18。この馬こそが全出走馬中唯一の重賞未勝利馬です。
しかしながら今年に入ってからの一連のレースぶりはGⅠに入っても全くヒケを取らず、全然仕上がっていない富士ステークス3着はむしろ驚きですらあり、リスグラシューと互角に渡り合っていた春からさらに進化している感すらあります。
北村友一を上手い騎手と考えていないのでこの大事な一戦でこの枠からうっかり前に付けるという誤策をしでかす懸念はありますが、中団好位追走なら全開で圏内で18/18になる可能性は十分あります。
まさかの13番人気(笑)
⑭エアスピネル
昨年の2着馬もここは少し人気を落とした模様。
明らかに調整不足に映った前走より状態は幾分上向いており、ペースに左右されない自在さも魅力です。
問題は福永
⑮アエロリット
前走毎日王冠は馬場は断トツ前有利、能力最上位と全く参考にならないレース。
なぜなら今回は馬場は前不利、展開不向きだから。
アエロリットの類稀なる能力を誰よりも先に見抜き、ひたすら見続けている私としては今回は彼女にとって試練の場と考えます。
これで②番枠や④番枠なら涙を呑んで2秒で消しますが、この枠でムーアなら無理をするとも思えず、逆に新味を出してしまう可能性すらありますがどうでしょうね。力量的には当然勝ち負けですが
今回だけアエテキッテになってもらおう
⑯カツジ
ご存知ミッキーグローリーの弟。
- ディープ産駒
- 外差し有利
- 持ち時計いらない
買い目は多々ありますが、ただ前走が負け過ぎです。
⑰ロードクエスト
前走スワンステークスではモズアスコットを破って久々の勝利と能力に衰えは感じませんが今回は出遅れ癖がネックになりそうです。
鞍上ノリさんは最近調子良さそうではありますがこの枠で出遅れたらどうあっても届く気がしません。
おそらくポツンになるので
⑱ケイアイノーテック
NHKマイルカップで藤岡佑介に初GⅠをもたらしたケイアイノーテック。
あのレースは展開を味方にした馬が上位を独占したこともあり結果を鵜呑みにしてはいけません。
とはいえ秋初戦の毎日王冠は最後やや前のキセキが邪魔になり脚を余しましたが
十分次に繋がるレースで初の古馬相手に中々の好内容でした。
そもそも藤岡佑介が最もGⅠで悔しい思いをしたのはどのレースでしたかね?
スーパーホーネットって覚えてますか?
第35回マイルチャンピオンシップ(GⅠ):まとめ
◎ ⑩ミッキーグローリー
〇 ⑬レッドアヴァンセ
▲ ⑧モズアスコット
△ ⑱ケイアイノーテック
△ ⑦ロジクライ
敢えてアエロ無印です。回収など考えず勝つ事を考えて買いましょう。
【第35回マイルチャンピオンシップ(GⅠ)】この秋最大の大混戦で馬場と展開を味方にするのはこの馬だ!を最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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