2023年11月4日㈯に京都競馬場芝1400m外回りで行われた第28回KBS京都賞ファンタジーステークス(GⅢ)は、インの先団に付けた酒井学騎手騎乗の15番人気⑥カルチャーデイが直線抜け出し優勝。
2着に9番人気①ドナペティ、3着には12番人気⑪シカゴスティングと入線し、3連単⑥-①-⑪は2,306,370円の大波乱となった。
2023 ファンタジーステークス(GⅢ)
各馬短評
1着 ⑥カルチャーデイ
- コース替わりの1400m⑥という絶好枠。
- マトモに走れば勝ち確の⑯が出負けし、加えて下手村の超絶駄騎乗炸裂で全馬にチャンス到来。
- 前2頭だけが飛ばす中、離れた4番手を内目で追走。
- 直線は外に持ち出しあっさり先頭に立つとセーフティリードを付ける。
- 内から実質2番人気のドナペティが猛然と追い込むが凌ぐ。
- この勝利はフロックでもなんでもない。
- 文化の日の翌日にカルチャーデイ。
2着 ①ドナペティ
- 新馬前からお気に入り登録されるような馬で素質は重賞級。
- 少し荒れの残る最内①。
- 能力的に2番人気が妥当だがなぜか9番人気。
- 最高のスタートを決めてインの中団で我慢。
- 最後まで荒れの残る最内から頑張るも届かず。
- くそ痛い。
3着 ⑪シカゴスティング
- 2勝馬だが、前走のフェニックスSのメンバーレベルが低すぎて過小評価。
- 道中はドナペティの外で折り合う。
- セイウンデセオが邪魔で外に持ち出せない。
- 最後はドナペティに弾かれて3着。
- 克駿的には悪くない騎乗。
- 若干の不利はあったが連対は厳しかっただろう。
4着 ⑦セントメモリーズ
- ききょうSはどう見てもクイックバイオに展開利があったのに人気は下。
- スタートを決めたのに控えて消極的な位置取り。
- 早仕掛け。
- 横からの見た目だと良く追い込んでいる。
- 上がりは同じだが、2~3着馬は荒れの残る内を走っている。この馬は外。
- 騎手が違えばもう少しやれたかも。
5着 ④ヒヒーン
- 少しスタートで後手。
- おそらく追走力は高い。
- 自己条件で先手が取れれば十分圏内の内容。
- 最後の直線で大きくヨレているように危うさが有る。
6着 ⑬キャプテンネキ
- 馬場の良い所を上手に先団追走。
- 完全にキレ負け。
7着 ⑤クイックバイオ
- セントメモリーズよりはおそらく弱い見立て。
- その上に明らかに強い2頭(⑯①)がいるので無印。
- 出負け。
- まぁしょうがない。
8着 ③ピューロマジック
- 好発から逃げ。
- 前半3F34.1で単騎飛ばす。
- 先頭2頭から3番手は離れた縦長の展開(速い)
- ビタ止まり。
- 積極性は評価出来るがやはり新は上手くない。
9着 ⑨セイウンデセオ
- 斤量恩恵の無い聖奈。100%消し。
- 好発を決めると位置を取りに行く。
- 直線に入ると2~3着馬の邪魔。
- つまり、聖奈にしてはよくやっている。
- 最後ヒヒーンにヨラれて力尽きる。
- 展開は絶好で力負け。
10着 ⑯ワイドラトゥール
- 新馬は大楽勝だが最後ソラを使ったか鞭を使われる。
- 追い切りも絶好。
- コース替わりの外枠+超絶騎手北村友一と、2つの不安があるもののほぼ勝ち確。
- ゲートでチャカ付きやや後手を踏むも他とそれほど変わらない。
- 何故かそこで手綱を引き、最低最悪の控えをカマして最後方まで下げる。
- 3番手以下はスロー。促しもせず最後方で4角。
- 無策の大外から上がり最速。
- 鞍上が下手過ぎる故に10馬身以上のロスがあったがなんとか0.7差(4馬身)
- 初戦のラスト、今回の発馬前と気性面に課題。
11着 ⑭シュークリーム
- スタートが良過ぎて2頭だけやや速めのペースで進む。
- それにしても沈み過ぎ。
12着 ⑮バロン
- 完全に出負け。
13着 ②ロータスワンド
- 函館2歳Sは過剰人気。
- 今回は妥当な人気。
- 出負け。
14着 ⑧テラメリタ
- 道中立ち上がる不利有り。
- にしても全く伸びず力負け。
15着 ⑫レディーエンジェル
- 特に見るところ無し
16着 ⑰キャンシーエンゼル
- 悪枠に+10㎏
17着 ⑩イツモニコニコ
- 前走はそこそこだが名前人気が大きい。
18着 ⑱クリノハレルヤ
- 久々、+14、大外。
まとめ
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- 文化の日の翌日にカルチャーデイの衝撃。
- 1~3着馬全てが過小評価だった。
- 影の勝ち馬は⑯
- 『枠』と『騎手』は本当に大事。
- ↓いつもの。
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