5月9日㈰に東京競馬場で行われるNHKマイルC(G1)枠順発表前の最後の考察はいずれも超穴馬を取り上げる。
本日の記事は「今年のマイルカップは荒れない」と考える方には全くもって不要なものなので読み飛ばして頂いて構わない。
超大穴候補
アナザーリリック
牝馬の活躍も顕著なG1だけに、この馬にも一定の注意が必要と見るのがアナザーリリック(牝3、美浦・林徹厩舎)
デビューから一貫して津村明秀騎手と共にマイル戦のみを(2.1.0.0)の準パーフェクトで歩んで来た馬にも関わらず桜花賞(G1)をスルーしてここに駒を進めてきた。
- 前走の重馬場での疲れ
- レース間隔
- 関西への輸送
上記3点を考慮したうえでの馬優先のローテは非常に好感が持てる。高速決着に対して未知数な点が今一つ評価の上がらない部分であるが、前がやり合うような展開になれば末脚一閃も十分にあり得るだろう。
ピクシーナイト
先週の天皇賞・春(G1)では見事な代打ホームランを放った福永祐一騎手はピクシーナイト(牡3、栗東・音無秀孝厩舎)での参戦。
前走アーリントンⅭ(G3)ではシンザン記念(G3)同様逃げの手に出たが、最後は脚が上がっての4着。
さらには強力な同型バスラットレオンの存在があり、人気は急落しているが、デビュー当初は中団馬群の中で競馬をしている事もあり、名手福永の頭には無茶な戦法はイメージされていないはず。逃げると読んでいたファンの予想を大きく裏切り差し脚を伸ばしてくる可能性もある上、バスラットレオンが行かないようなら主導権を奪う自在性もある。
ショックアクション
父グレンイーグルスの外国産馬ショックアクション(牡3、栗東・大久保龍志厩舎)は今回が初コンビとなる田辺裕信騎手で出走予定。
グレンイーグルスって何者?という方も多いと思われるので少し説明を入れよう。
- ガリレオ産駒の欧州2歳チャンピオン
- マイル以下のG1を4勝
- 3歳で引退
新潟2歳S(G3)でショックアクションの完成度の高さが図抜けていたのはこの父の影響が多分にあるのではないだろうか。
朝日杯FS(G1)13着とファルコンS(G3)10着の大敗続きで既に人気は皆無となっているが、同じく新潟2歳チャンピオンで全くの人気薄だったケイデンスコール(2019年14人気2着)の再現は可能で、老け込むにはまだ早すぎる。
ケイデンスコールがそうであるように「終わったフリ」をしている馬が爆穴を開けることは多々ある。
まとめ
本日ピックアップした3頭は少なくともまだ底は割れていない。マイルの経験値を活かすアナザーリリック。展開を味方に上位進出を狙うピクシーナイト。完成度の高さで新潟の再現を狙うショックアクションと、いずれも馬券に絡めば高配当は必至である。
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