10/23㈯、東京競馬場で第24回富士ステークス(G2)が行われる。
以前からマイルCS(G1)活躍馬を多く輩出してきていたレースだが、昨年からG2へ昇格となってその意味合いは増した。
今年はG1好走経験のある3歳勢に加え、昨年の2着馬でNHKマイルC(G1)覇者のラウダシオン、復活を期してのマイル挑戦となる2018年ダービー馬ワグネリアンなど興味深いメンバーが揃う。
週中の雨もあり、一筋縄ではいかない一戦を制するのは果たしてどの馬か。
富士ステークス
傾向
- 東京芝1600mは枠順不問。
- だが、1~2枠は苦戦傾向。
- 過去10年1番人気(3.1.0.6/10)
- 勝ち馬は6番人気まで。
- 過去10年関東馬(3.7.6.54/70)
- 過去10年関西馬(7.3.4.63/77)
- ルメールが安定。
- 6歳以上は大不振。
出走馬全頭診断
①ソングライン
〇 シュネルマイスターと互角の競馬をした条件。
〇 3歳10月の別定52㎏は明らかに有利。
〇 調整順調。
✕ 荒れ気味の馬場で①番枠。バスラットレオンの④は大きな懸念材料。
②ザダル
〇 東京大好物。
〇 9番人気は想定外の低評価。
✕ 内枠の石橋脩ならほぼ詰まる。
✕ バスラットレオンの出方で後方に下げられる可能性。
③マイラプソディ
〇 前走は最近では最も好内容。
〇 武豊戻り。
〇 好発すると1枠2頭は更にピンチに。
✕ オープンレベルにも足りてない疑惑。
④バスラットレオン
〇 逃げれば大チャンス。
〇 好発で即内を締めればチャンス拡大。
✕ 負ける時の豪快さ。
✕ 控えてみたいという謎の意図。
✕ 発馬。
⑤ロータスランド
〇 坂路で意欲的ないい動き。
〇 バスラットレオンを見ながら進められる。
〇 当週G1有力馬の騎手は土曜重賞に強い。
✕ 抜け出しが早いと終いが甘くなる。
⑥ハッピーアワー
〇 どうにもならない馬が来るのが競馬。
〇 先週の新潟でも18頭立ての17番人気が激走。
✕ 近走の不振とお家芸の出遅れ。
⑦タイムトゥヘヴン
〇 追い切りは軽快で絶好の動き。
〇 NHKマイルCは大きな不利で見直せる。
✕ 連発で2000m超えを使った弊害。
⑧ラウダシオン
〇 直前追いでやる気を見せないのは京王杯SC(G2)勝ちのパターン。
〇 実績最上位。昨年も2着。
〇 左回り専用。
✕ ムラ馬。
⑨ダーリントンホール
〇 皐月賞6番人気、ダービー5番人気の素質。
〇 能力の減退がなければ一発も。
✕ ダービー後の休養含め、臨戦過程が酷い。
⑩アルジャンナ
〇 富士Sの主・ルメール騎乗。
〇 マイラーズⅭ(G2)は詰まり続けての2着。
〇 4歳世代は特に好成績。
〇 非の打ち所の無い最高の枠。
✕ トライアル仕上げでやや重さが残る。
⑪ボンセルヴィーソ
〇 人気薄の時に限って好走。
✕ 東京がまるでダメ。
⑫フォルコメン
〇 ヴィクトワールピサ土日重賞制覇ならここから。
〇 前走はサルファーコスモスに4㎏与えて快勝。
✕ 馬に魅力がないのか毎回騎手が変わる。
⑬ソーグリッタリング
〇 今春の東京で2連続好走。
〇 渋馬場(0.2.1.1/4)なら雨は好材料。
✕ 年を重ねる毎にマイル成績が落ちている。
⑭ワグネリアン
〇 福永を覚醒させた功績は永久不滅。
〇 ダービーでの個人的な大恩。
✕ ここで初マイル。新味を求める理由は衰えか。
⑮サンライズオネスト
〇 相性の良い4歳世代。
〇 バスラットレオン好発なら先行勢は楽。
✕ 重賞では能力不足の公算大。
⑯ダノンザキッド
〇 前々走までは世代主役級の扱い。
〇 荒れてない外枠なのに不利と見られる先入観。
〇 自在性があり、晴雨兼用。
✕ 反応一息で完全に叩き台。
⑰サトノウィザード
〇 叩き台が多いメンバーの中では好調教の部類。
〇 G1勝ち戸崎の勢い。
✕ 人気でも凡走する東京との相性。
まとめ
◎ ⑤ロータスランド
〇 ⑩アルジャンナ
▲ ④バスラットレオン
△ ⑧ラウダシオン
△ ⑯ダノンザキッド
今回の1枠両頭は最悪の枠並び。④バスラットレオンがまともにスタートを切っただけで荒れ気味の内を後方から追走の憂き目に遭う。
◎〇には最もスムーズにレースを運べそうな2頭を挙げた。
人気は拮抗しているが、11番人気以下が来たら仕方がないと全切りしても良さそうなレース。
スタートから運要素が強いので、菊花賞(G1)の資金を減らさなければ万々歳か。
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