2024年5月12日㈰に東京競馬場芝1600mで行われた第19回ヴィクトリアマイル(GI)は、津村明秀騎手騎乗の14番人気⑨テンハッピーローズが優勝。
24戦目にして初の重賞勝利がこのビッグタイトル。鞍上の津村は騎手生活21年目にして初のGI制覇を成し遂げた。
また、好調の社台ファームは先週のジャンタルマンタルに続いてのGI連勝で2024のGI勝利数を『3』に伸ばした。
2024 ヴィクトリアマイル(GI)
各馬短評
1着 ⑨テンハッピーローズ
- 上がりは繰り出すが、左回り1400mの馬という先入観。
- ならなぜ新潟や前日の京王杯ではないのか?という疑問にすら行き着かなかった節穴っぷりは猛省しなければならない。
- 断トツの優勝候補マスクトの外でビタバリマーク。
- そのマスクトをドゥアイズが鮫蓋。
- 凄まじいまでのビクトリーロードが眼前に拡がる。
- そしてこの場面でもう相手はフィアスプライドただ1頭に。
- 人馬共にこれまでの苦労が報われた勝利。
- 単勝208.6倍。
- レース内容は穴馬の競馬っぷりではなく、私含む競馬ファンの見る目の無さを嘲笑うかのような見事なものだった。
- ⑩ナミュールの出遅れ、徹底マークされる一強馬⑥マスクトディーヴァの不利は予測不可能ではなかったという後付けの現実。
2着 ②フィアスプライド
- くどいようだが東京マイルで内枠が有利になる事は一切ない。
- 限りなく最低の枠②に加え、③④が先行系という並びの悪さ。
- 稽古の動きは素晴らしく、状態は絶好もここが最大の不安。
- 病み上がり間もないルメールがどうさばくか。
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【ヴィクトリアマイル:馬場】
細かいとこですけど流石はルメールですね。
9-2-6の数字的な結果とマスクの伸びたとこを横からしか見ないで『今回の1600はイン有利だった』と勘違いしてる方も多いようです。
馬場読みしてれば名手の目線や直後の動きくらい自然に目に入るものではないのですか?🤔 pic.twitter.com/qWObmNi2Yn
— ぽぽん (@popon10d) May 12, 2024
- 首の向きを分かりやすく。
- ここでススっと、少しでも状態の良い外に持ち出している。
- これでもまだ東京のこの条件(1600)で内有利馬場とのたまう勢の脳内ではダート1300も芝1600も同じで、馬場読みを語るレベルにない。
- ルメールは前の馬が止まる事も予測が付いている。
- 以上の事からまず、ルメールでなければ苦戦は免れなかった。
- 多少の不利でも持ってくるから彼の馬券は売れる。
- 逆に、どう足掻いても来ない馬でも人気するのでそこの見極めが重要。
- 並の鞍上ならインビタ後方で終わり。
- のところを直線向いて一歩先に抜け出し受けて立つ競馬。
- 緩くはないペースを3番手から王道競馬。
- 最後は脚も上がったが文句無しの内容。
3着 ⑥マスクトディーヴァ
- 状態は完調。負ける要素は不利のみ。
- ゲートで横のハーパーが大暴れするも今日は好発。
- おぞましいまでの鮫蓋を13~14秒喰らい続けて永遠のどん詰まり。
- 追い出せる状態になった時には既に勝負は付いていた。
- あれで勝ち馬とは1馬身差。
- これも勝負の厳しさか。
4着 ⑮ドゥアイズ
- 絶好枠⑮で状態も良好で11番人気。
- 一強の⑥マスク&モレイラを殺すことのみを考えた鮫島克駿の天才競馬。
- 揶揄ではなく、克駿はまだ全然下手だけど間違いなく天才。いずれわかる。
- あれで3着に来れたら凄かったが、3着馬の能力が違い過ぎた。
- 馬主やファン目線で考えるとモレイラがGI2勝で来年も来れると嬉しい。
- 騎手目線で考えたらそれは迷惑でしかないので潰す。当たり前なことだよな。
- これが3着まで届いていた場合の3連単⑨-②-⑮は6,656,520円。
5着 ⑪ルージュリナージュ
- ナミュールと共に定番の出遅れ。
- 速い流れがハマったのもあるが道中殿から勝ち馬を凌ぐ上がりで猛追は驚き。
- これが3着まで届いていた場合の3連単⑨-②-⑪は6,328,710円。
6着 ⑤ウンブライル
- 強い相手とやる場合の1600mは長い馬。
- 本音はマスクやナミュールより外枠を引きたかっただろう。
- となれば最初から『上手くいけば3着』狙いのはず。
- ナミュールも出遅れた事だし、当然マスクの横で進める。
- モレイラも先週のアレがあるだけに川田を警戒。
- 直線ドゥアイズがマスクに蓋をしたことを確認するやいなや、内への進路も一旦断たせる。
- そしてここで「左鞭」。正に鬼の所業。
- 内より外が良いのは川田クラスなら当然わかっているとはいえ、『勝つためのスペースはどこが開いているか』という点で考えれば左鞭にはならない。
- ならば目的は一つ。マスク&モレイラ潰しへの全振り。
- 今日の川田の最優先ミッションはコレ。見事に完遂。
- そこから追い出すも、基本的にウンブライルに1600mは守備範囲外なので止まる。
- モレイラに来年の免許交付を望まないのは騎手達の総意なんだろうな。
7着 ⑬モリアーナ
- 状態も良く、好枠⑬でチャンス有り。
- 出遅れてもおらず、少し促したのに出遅れ2頭並みのコレ。
- これだけ出脚が悪いと陣営も苦労するだろうな。
- となればやはりもう少し距離欲しく、1800~2200くらいが良いか。
- 最後はナミュールに壁をしながら爆追も届かず。
8着 ⑩ナミュール
- 昨秋よりの充実ぶりは出色。
- 二強の前評判。
- 展開面や能力・状態の観点から、実際は⑥マスクの一強レース。
- 勝つためには緻密なレース運びが求められる。
- 出遅れで勝ちはほぼ消える。
- わかり辛いが、後方にいながら一瞬手綱を引いている。
- ここで馬もリズムを崩した可能性有り。
- 4角向いても全くレースに参加出来ず。
- 直線もノリ蓋。
- 東京マイルGIでのこの馬には何故か不具合が起こる。
9着 ③スタニングローズ
- 若干の出遅れが痛恨。
- ここで前に行くのに大きく脚を使わされた。
10着 ⑩サウンドビバーチェ
- やや気負いながらも先行集団で我慢が利いていた。
- 克駿と川田のモレイラ潰しの駒にされる。
- ガチャガチャしたところで最近定番のレース投げ。
- メンタル崩壊に追い打ちをかける負け方。
11着 ⑫キタウイング
- 流れたレースで後ろからここまででは復活は遠い。
12着 ⑭フィールシンパシー
- 使い詰めも状態維持。
- 絶好枠からの先手期待も余裕の二桁人気。
- 超絶好スタートも内枠2頭の無謀な競りかけに遭って巴倒れ。
13着 ④コンクシェル
- 逃げ馬には良く見えても悪枠以外何物でもない③。
- 素直にフィール行かせて2番手で大人しくしてろよ望来。
- とはいえ勝ちに行くなら逃げ一手か。難しい所だな。
- ちなみにルメールはこう動くんだよね。馬場見えてるから。
14着 ①ライラック
- 上の画像を見れば沈むのが既定路線だったのも一目瞭然かと。
15着 ⑦ハーパー
- 有馬での大敗以降、気持ちが切れている。
- ゲートで大暴れしてしまう。(⑦)
- 今後立て直せるか微妙な程に終わってしまったかもしれない。
- 生まれた時代が悪かったで片付けたくない素質馬なので頑張って欲しいが…。
まとめ
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- 馬券もレースも『勝った者が強い』は真理。
- 敗者は敗因を分析して改善。嘆いているヒマはない。
- ↓回顧として十分納得頂ければポチ&フォローをお願いしたい。
大して票が集まらないならその程度の価値なので、公に出すことは今後控える。
参考
追記:WIN5を本気で獲りたい人へ
- 好発抑えのクソ騎乗の栗東S⑯アルファマムが普通に走っていれば、ドゥアイズ克駿に苦情を入れていたかも知れません。
- 買い目は100%私一人で決めます。
- 3か月単位で一口25万で10口(計250万)を基準にやってます。
- 週単位の購買額は概ね10万~25万です。
- 6月末宝塚記念までの募集は終了しています。
- 次回募集は7月初週から9月末まで。乗ってみたいという方はXからDM下さい。
- それまでにデカイのが的中した場合は即時募集終了となります。
- NHKマイル週は外してます。
- 「俺の方が上手いし見えてるや」という方はご遠慮ください。
- 時間の問題なのでお早めに。
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