2023年11月25日㈯に京都競馬場芝2000mで行われた第10回ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス(GⅢ)は、J.モレイラ騎手騎乗の1番人気⑤シンエンペラーが優勝。
戦前から素質の違い明らかな一戦ではありながらも序盤若さを見せて多少手こずったが、これで新馬→重賞と予定通りの連勝。
おそらく次走はホープフルS(GI)で、無傷の3連勝を目指す事になる。
2023 ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス(GⅢ)
各馬短評
1着 ⑤シンエンペラー
- メンバー中№1の資質。
- 新馬戦で見せた若い走りが懸念材料。
- モレイラ配備で修正期待。
- 1角の入りでまずダノンデサイル横山典に寄られる不利を受ける。
- 頭を上げて下がり、後方追走を余儀なくされる。
- さらに向正面ではきっちり馬場の良い所を通っていたダノンデサイルに今度はシメられる。
- 顔の向きが悪魔。
- いろいろ言われるが、横山典だけにどの馬を警戒すべきかはお前らよりわかっているのだ。
- このままだと閉め続けられるのは明白と見たモレイラは早めのスパートでダノンより前に出る。
- 直線に入っても実は進路が無い。
- 早仕掛けで勝負を賭けた川田の左鞭に反応したサトノがイン方向へ。
- 運良く開いたスペースを爆伸びで圧巻の勝利。
- 3流ジョッキーなら3~4角の展開が違い、大敗している可能性もあった。
- 断っておくが私は外人信者でもなんでもない。
- 巧いものは巧い、下手なら下手。
- モレイラだろうがルメールだろうが駄騎乗の場合は駄騎乗とレース毎に判断する。
2着 ⑩プレリュードシチー
- 五分のスタートから促して先手を取りに行くかに見せかけたが、とりあえず抑えて中団馬群の好位追走。
- この流れだと前の有力馬はサトノなので真後ろでマーク。
- 3角手前でギャンブルルームに少し弾かれバランスを崩す。
- とりあえず事なきを得たが、満を持して追い込むと今度はサトノにもド突かれる。
- それでも最後まで諦めず差し切って2着。
- 勝ち馬はレベルが違うので仕方ない。
3着 ⑬サトノシュトラーセ
- 追い切り高評価馬。
- 腐れ枠。でも買うしかない。
- 前日ウキウキの8番人気。
- 結局3番人気。ふざけやがって。
- 早仕掛けで差されて3着。2着に粘っとけ。
- 川田にしては「何してんだ?」な騎乗。
- 敢えて擁護するなら「強い馬が後ろで手こずっている間に」と考えたか。
4着 ④ダノンデサイル
- 特別に人気が薄くなるような馬でもない。
- 今回は少し横山典がシンエンペラーを警戒し過ぎたか。
- フロックでもなんでもない。重賞でもやれる。
5着 ③キープカルム
- かなりの好スタート。
- 特に抑えるでもなく、これは馬任せでの後方。
- 道中を見ても反応が悪いのか、我が強いのかあまり馬自身が動こうとしない。
- 動くとガン伸び。
- 進路取り如何では2着まであったかも。
6着 ⑫ディスペランツァ
- 1角までに外枠の不利を存分に享受。
- 外回されて最後方。
- ひたすら外からも直線は見せ場。
- さすがに最後は力尽きた。
- ミルコによる聖奈並の騎乗。
- 馬は頑張っている。
7着 ①オールナット
- 新馬では今回2着するプレリュードシチーを寄せ付けず。
- 但しドスローの重でのんびり逃げというクソレース。
- 北村不安も相まって、ブランド馬なのに6番人気に甘んじる。
- ロケットスタートを決め、促して行くが大外からそれ以外に手が無いカズゴルティスにハナを叩かれ二番手。
- 最初に促した事を考慮してもこの馬自体のペースはそう速いというほどでもなく、リザルトからは展開後方向きと見られそうだが、実はそうでもない。
- 残り300で脚がアガっていることからも『敗因は距離』と見るのが妥当。
- 繰り返すが新馬(2000)は重ドスローののんびり逃げ。
8着 ⑪コスモキュランダ
- 出遅れ。
- 外回し。
- 終始追っつける。外で。
- 直線は立ち上がる不利。
- 自己条件なら全然やれる。
- 大河のままだと不安。
9着 ⑨ホウオウプロサンゲ
- 前走は楽逃げ出来ただけ。
- なんでこれが人気したのかね?
10着 ⑭カズゴルティス
- 大外から勇気の単騎逃げ。
- コレしかやることはない。
- 買った人にとっては納得のいく騎乗だと思う。
11着 ⑦ギャンブルルーム
- 弱い馬では無いが今回は叩き。
- 追い切り考察を毎週しっかり見ている人なら多分買ってない。
12着 ⑥パワーホール
- 同上。
13着 ②ルカランフィースト
- 出遅れ。
- 押していくが馬が行かない。
- ひたすらおっつけ通し。
- ハナから馬にやる気がなかったとしか。
14着 ⑧コスモエメラルダ
- スタート少し促して中団の絶好位。
- 3角付近で一度見せ場。
- 最後は力負け。
- 今回は大知の騎乗に落ち度は一切無い。
まとめ
-
- レースメンバーのレベルは高い。
- 出走馬のほぼ全てが次走好走するだろう。
- 現状はシンエンペラーとジャンタルマンタルが世代最強格。
- 但し、前者は走法に改善の余地、後者は折り合い面での不安有り。
- この2頭で2歳タイトルを分け合うことが濃厚。
- 隠し玉はスペースなどで別途お伝え。
- ↓いつもの。
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