今週は中山競馬場で皐月賞(G1)が行われる。群雄割拠の様相ではあるものの、アレもコレもと手を拡げていては勝利は遠い。
買う馬と買わない馬を決断出来るか否かが勝ち組と負け組の分かれ道
まずはエフフォーリアから考察していこう。
実績
無敗で共同通信杯(G3)楽勝。負かした相手は後にスプリングS(G2)を勝つヴィクティファルスと毎日杯(G3)を日本レコードタイで勝ったシャフリヤール。
皐月賞は共同通信杯直行組の相性がすこぶる良く、今巷で大人気の『ウマ娘プリティーダービー』(cygames)で大人気のゴールドシップなどがこのパターンで皐月賞を制している。
この馬自身のレースセンスも良く、脚力も確か。現段階で皐月賞の推定1番人気なのも頷ける。
騎手
覚醒した感もある横山武史騎手はここで初G1制覇を狙う。
関西ならともかく中山なら問題はないが、不安要素を2つ挙げておく
①クラシックレースにおける人気馬の重圧に耐えきれるかどうか。若かりし日の福永祐一騎手がキングヘイローで味わったヤツだ。
②皐月賞特有の高速決着への順応⇒ペースは速くなるがこれに上手に対応できるかどうかの経験値にはまだ全幅の信頼は寄せ難いものがある。逆に言えばこれにフィットする脚を持ち、ペースを読める騎手の乗る馬が穴馬、
因みにキングヘイローは皐月賞で2着したが、その時の勝ち馬セイウンスカイには彼の父親である横山典弘騎手が騎乗していた。
人気
基本的に競馬は7番人気までの馬でほぼ決着する。
ここで言う競馬とは能力がある程度知られていて、波乱要素が少ないという意味でのもので古馬条件戦やキャリアの浅い馬同士の運動会は含まない。
こと皐月賞ともなれば有力馬はそれなりのパフォーマンスを見せて来ているもので、本来は人気馬はそれなりの好走率を誇る。
にも拘らず、過去5年
1番人気…(2.0.1.2)
2番人気…(1.0.0.4)
3番人気…(0.1.1.3)
これに対して8番人気以下の馬が3着内に6頭飛び込んできているので、世間一般には「やや荒れる」という印象もあるかも知れない。
むしろそういうときこそ人気馬は買うべきなのだ。
過去5年はこんな感じ
2016年 3強対決に目を奪われて共同通信杯直行ディーマジェスティが勝つ
2017年 牝馬ファンディーナやダービー狙いのレイデオロが1.2番人気
2018年 エポカドーロ過小評価と先行有利の馬場
2019年 一強で荒れず
2020年 2強以外どんぐりの背比べ
ここ2年は堅いながらも個人的にはそこそこの配当と見ている。16~18年が波乱傾向にあった事が要因。
今年も波乱含みという世論があるので本命党には配当的妙味のあるレースと言えるのではなかろうか。
エフフォーリアは買いか消しか
エフフォーリアはおそらく1番人気に支持されるだろうが、これを無碍に嫌うのは少々無理があると思われる。
高速決着になるとわかっているハズと武史を信じるしかないように思う。
買い
以上。馬柱を黒く塗りつぶさないように!
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