東京競馬場の馬場状態
今週は3回東京開催1週目(計7週目)でⅭコース2週目。
台風の影響で金曜日に大雨。春季のマイル王決定戦である第73回安田記念(GI)はGI馬10頭が揃う豪華な一戦だが、カオスな条件下で施行されることになる。
先週の日本ダービー(GI)は先行馬の一角がスタートで落馬し、大して速くもないペースで単騎で行った逃げ馬から離れた「好位追走ドスロー集団」がそのまま流れ込んだだけのレース。
同距離で行われた前日の3歳1勝クラスから0.2、同日の古馬2勝クラスで7歳馬が出したタイムから0.4しか上回れない史上空前の大凡戦だったため、今週は世界レベルのレースを見たかったところだが、そうは問屋が卸してくれそうもない。
※日曜は良まで回復の見込み。土曜日の結果から追記↓
今朝の東京のクッション値
「5.4」😂
それでも重に回復した午後の2勝クラス1400で前半800が46.5を刻めてる。
11.4を加えて1000が57.9…。
200mの差を考慮しても、乾いてくる安田記念でこれより遅くはならないだろ🤔
ウインやジャックドールが少しでも飛ばせば57.3以内で1000通過。…
— ぽぽん (@popon10d) June 3, 2023
東京競馬使用コース
Aコース(内柵を最内に設置)
2回東京前6日(4/22~5/7)
ここで行われる重賞競走はフローラS(GⅡ)、青葉賞(GⅡ)、NHKマイルカップ(GI)
Bコース(Aコースから3m外に内枠を設置)
2回東京7~10日(5/13~5/21)
同京王杯スプリングカップ(GⅡ)、ヴィクトリアマイル(GI)、オークス(GI)
『オークスは内枠が激不利枠』となることは絶対に覚えておこう。並の馬では話にならない事は以下👇に記してある。
Ⅽコース(Aコースから6m外に内枠を設置)
2回東京11~12日、3回東京前4日(5/27~6/11)
同日本ダービー(GI)、目黒記念(GⅡ)、安田記念(GI)、エプソムカップ(GⅢ)
Ⅾコース(Aコースから9m外に内枠を設置)
3回東京後4日(6/17~6/25)
ここは3歳ダートのユニコーンS(GⅢ)と東京ジャンプS(J・GⅢ)のみで平地芝重賞競走は無い。
馬場の変遷
第3回東京1週目はⅭコース(Aコースから6m外に内柵を設置)を使用する。
3コーナー
Aコース
Bコース
Ⅽコース
4コーナー
Aコース
Bコース
Ⅽコース
直線
Aコース
Bコース
Ⅽコース
ダート
- 第1回東京競馬終了後、路盤点検および砂厚調整を行いました。
- クッション砂の砂厚は9.0センチメートル(従来通り)で調整しています。
- 乾燥が著しい場合は、競走馬の安全のため散水を行う場合があります。
芝
- 野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行します。
- 第1回東京競馬終了後に、クッション性確保のためエアレーション作業を実施しました。
- 芝の生育管理のため、中間日に散水を実施します。
A①第1回東京競馬終了後、開催で傷んだ箇所の蹄跡補修・洋芝追加播種・約2週間のシート養生を行いました。芝の生育は順調で、全体的に概ね良好な状態です。
②3コーナーから4コーナーの内柵沿いに傷みが出始めました。
③3コーナーから4コーナーの内柵沿いに傷みがあります。
B④今週からBコースを使用します。柵の移動により傷んだ箇所はカバーされ、全体的に概ね良好な状態です。
B⑤3コーナーから4コーナーの内柵沿いに傷みが出始めました。
Ⅽ⑥今週からCコースを使用します。柵の移動により傷みはカバーされ、全体的に概ね良好な状態です。
Ⅽ⑦3コーナーから4コーナーおよび正面直線の内柵沿いに傷みが出始めました。
JRAの発表は以上。
先週最後の芝レースである目黒記念を見なおしてみたところ、勝ったヒートオンビートおよび2着のディアスティマは道中内ラチ沿いをビタで走っている。
また、ダービーで上がり最速を叩き出したベラジオオペラは①番枠と言うこともあるが終始インを追走し、最後の直線も内を突いた。さすがにダービー仕様のⅭコース初週といったところで、オークス週とはえらい違いだ。
さて、大雨に祟られてから迎えるⅭ2週目は…
東京競馬場:コース図
コース立体図(左回り)
コース平面図(左回り)
コース断面図(芝・左回り)
コース断面図(ダート・左回り)
日本ダービーやジャパンカップをはじめ、数々のビッグレースが行われる東京競馬場は、日本競馬の「顔」と呼ぶにふさわしいスケールの大きな競馬場だ。コースは左回りで、芝の1周距離は2083.1メートル(芝コースの距離についてはAコースの数値を用いる)、直線の長さは525.9メートル。幅員も最大41メートルと非常に広い。
起伏の構成もチャンピオンの座を争うコースにふさわしいハードなもの。ゴールを起点に追っていくと、1コーナーから向正面半ばにかけて高低差1.9メートルの長い下り坂が続き、その直後、3コーナーの手前には、高低差1.5メートルの上り坂が待ち受ける。 最初の坂を上りきった後は短い平坦部分を挟んで下り勾配が続き、4コーナーの手前からは再び若干の上り勾配に。そして直線、残り460メートル地点から300メートル地点にかけては2つめの上り坂が設けられている。中山や阪神に比べると勾配自体はなだらかでも、高低差は2メートルに及ぶこの坂を上り切った後も、300メートル(函館・芝コースの直線の長さとほぼ同じ)走ってようやくゴールにたどり着く。コースを1周する間に“2つの坂”を上り下りするレイアウトは福島も同じだが、スケールは段違いなのだ。
新潟などのローカル場と違い、カーブの半径がゆったりしているため、コーナーでゴチャつく可能性も低い。さらに広々とした幅員をいかし、4つ(A、B、C、D)のコースを使い分けることによって、馬場の傷みの分散化が図られている。様々な面から“紛れ”の介在する余地が小さいわけで、馬の能力がストレートに反映されやすいコースと言える。
一方のダートコースは1周距離が1899メートル、直線の長さが501.6メートルと、正真正銘、日本一のスケールを誇る。バックストレッチとホームストレッチに2つの坂が設けられている起伏構成は芝コースと同じだが、直線の上り坂の高低差は2.4メートルと芝コースを上回る。こちらも非常にタフでハードなコースなのである。
それだけに新潟の外回りコースと同様、直線の末脚比べとなるレースが多い。差し、追い込み馬の活躍が他場以上に目立つこと、まくりはあまり決まらないことも新潟・外回りとの共通項。早くに動いて押し切るのは至難の業ということだろう。
ダートコースはフェブラリーS(GⅠ)の舞台となる1600メートルのみが芝スタート。また、障害レースは固定障害の専用コースを使用して争われるが、年に2回の障害重賞(東京ジャンプS、東京ハイジャンプ)では通常時より難易度の高い“重賞仕様”の障害(大いけ垣、大竹柵)が設置される。
文:石田敏徳(2019年9月時点)
今週の有利枠・不利枠
芝1400m 大荒れ要素多分に含む
内枠に優位性は無いが、脚質も枠もほぼ不問。即ち何でもアリ。
芝1600m 内枠不利
なぜか外枠が嫌われる競馬界なので個人的に大好物でドル箱。開催が進むと内枠が死ぬので結婚できるレベルに好き。
安田記念は力量最上位馬であるジャックドールが内枠を引いてしまったため、波乱含みとなる。
芝1800m 外枠不利
スタートから向こう正面の合流まで約150mしかなく、外枠を引く時点でツキがない。
1800~2000はコース替わりで内枠有利が顕著になる。
芝2000m 圧倒的に外枠不利
超絶欠陥コースで多頭数の外枠引いたら人気でも軽く飛ぶ。
2400m 外枠不利。やや内荒れ残り、極端な内枠も微妙。
6頭立てが1鞍のみなのできにしなくていい。
芝2500m 2400mよりは平等
今週は無し。
ダート1600m 断然外枠
芝スタートのダートは競馬場を問わず恒常的に断然外枠有利。これは抗いようがない事実。
結論
- 大雨により金曜時点でクッション値7.9の非常事態。
- 土曜日の重~不良開催は避けられない。
- 土曜日の各馬の進路取りは超重要。耕される場所を探れ。
- 1800と2000は内枠に大きなアドバンテージ。
- 1600mの内枠に優位性は無い。
- 安田記念は日曜の馬場の回復具合を見てから買うように。
- 安田記念は逃げ馬4頭の動向で全てが変わるカメレオンレース。
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今週のおすすめ
土曜
馬柱も見てねえ
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