【今週の馬場考察】6/15~16 函館2週目

今週の馬場考察

函館競馬場の馬場状態

函館競馬2週目。

開幕週の先週は予想通りの高速馬場で、いきなり未勝利戦から1200m1:07秒台が出る馬場。

しかしながら翌日の函館スプリントステークス(GⅢ)では同日の最後流した未勝利戦と同じ1:08.4という何とも言えない時計での決着。

洋芝は痛みが早くあっという間にボロキレ馬場になるが、とりあえず雨にも祟られず、一週経過したことで明らかに傷んではいるが、まだ耐えている感じ。

週末の天気はやや曇り気味ではあるが開催中の降雨はなさそうで、土日両日とも良馬場で行われるだろう。

基本的に私は露骨な有利枠でブチ抜くスタイルなので、今週はまだ我慢の週かも知れない。

函館競馬使用コース

ぽぽん
ぽぽん

Aコース(内柵を最内に設置)

1回函館前8日(6/8~6/30)

平地重賞競走

6/9㈰ 函館スプリントS(GⅢ)芝1200m

 

Bコース(Aコースから4m外に内枠を設置)

1回函館後4日(7/7~7/14)

 

平地重賞競走

7/13㈯ 函館2歳S(GⅢ)6/9㈰ 芝1200m

7/14㈰ 函館記念(GⅢ)芝2000m

馬場の変遷

第1回函館競馬前8日はAコース(内柵を最内に設置)を使用。

3コーナー

Aコース

4コーナー

Aコース

直線

Aコース

ダート

  • 昨年の第2回函館競馬終了後、ダートコース全面のクッション砂洗浄と路盤の点検、部分補修を行いました。
  • クッション砂の砂厚は9.0センチメートル(従来通り)で調整しています。
  • 乾燥が著しい場合は、競走馬の安全のため散水を行う場合があります。

  • 洋芝(ケンタッキーブルーグラス、トールフェスク、ペレニアルライグラス)の混生で施行します。
  • 昨年の第2回函館競馬終了後、クッション性確保のためエアレーション作業およびシャタリング作業を実施しました。
  • 芝の生育管理のため、中間日に散水を実施します。

A①昨年の第2回函館競馬終了後、3コーナーから4コーナーの内側を中心に約5,600平方メートルの芝張替を行いました。また、肥料散布・薬剤散布・芝刈り等の生育管理に努めました。芝の生育は概ね順調で全体的に良好な状態です。

A②1週使用しましたが、全体的に傷みは少なく良好な状態です。

JRAの発表は以上。

函館競馬場:コース図

コース立体図(右回り)

コース平面図(右回り)

コース断面図(芝・右回り)

コース断面図(ダート・右回り)

引用:JRA:函館競馬場コ-ス紹介

夏の北海道開催のオープニングを受け持つ函館は右回りの競馬場。芝コースの1周距離は1626.6メートル(芝コースの距離についてはAコースの数値を用いる)、ダートコースは1475.8メートルと札幌競馬場(芝は1640.9メートル、ダートは1487メートル)より少し短いが、勝負どころのカーブを滑らかに回れるよう、3、4コーナーにはスパイラルカーブが導入されている。

一方では、ゴール板から1コーナーまでの距離が長めにとられているレイアウトのため、直線の長さは芝コースが262.1メートル、ダートが260.3メートルと、全場のなかで最も短い。この数字を東京・芝コースの直線にあてはめると、“坂を上り終えた地点からゴール板までの距離(300メートル)”よりも短い。それほど短い直線を背景に、レースではやはり逃げ、先行タイプの活躍が目立つ。反対に後方一気の追い込みタイプはかなりの苦戦を余儀なくされている。

もっとも、ほぼ平坦な札幌とは違い、コース全体の高低差は芝、ダートとも3.5メートル。ローカル競馬場(札幌・函館・福島・新潟・中京・小倉)の中では最大(芝の3.5メートルは中京と同じ)の起伏がつけられていることは見逃せない。 もう少し詳細に書くと、ゴール板から2コーナーにかけてはゆるやかな下り勾配、その後は4コーナーまでだらだらとした上り勾配が続き、最後は直線に向けてなだらかに下るというレイアウト。つまり、3コーナーから4コーナーにかけて小高い丘が設けられているのだ。

従って、2コーナーポケットからスタートを切る芝1200メートル、また、ダート1000メートルの序盤の先行争いはほぼ丸々、上り勾配で繰り広げられる。一方、向正面半ばにスタート地点が設けられている芝2600メートルでは、スタートからゴールまでの間に上り勾配を2回走ることに。勾配自体はそれほど急ではないものの、見た目よりもかなりタフな設定のコースと言える。

札幌と同様、「オール洋芝」の芝コースの“変化”にも注意を払いたい。梅雨と重なる函館の開催は雨の影響を受けることが多いが、芝コースの水はけは札幌ほどではない。洋芝はもともと、野芝より耐久性は見劣る品種でもあり、後半開催を迎える頃の芝コースは馬場の傷みが進行して、かなり時計を要するコンディションとなってしまうケースも少なくないからだ。

もちろん天候にもよるわけだが、各馬の道悪適性や洋芝適性が札幌以上に結果に反映されやすいこと、基本的には開催が進めば進むほど、タフな馬場を苦にしない“パワータイプ”の台頭が目立つことは頭に入れておきたい。

文:石田敏徳(2019年9月時点)

函館競馬場:今週の有利枠・不利枠

芝1000m とにかく脚の速そうな馬

2歳新馬戦のみなので眼力が試されます。

芝1200m フラット

2コーナー付近のポケットスタートで最初のコーナーまで490m。どこでもいい。
開催が進めば進むほど極端な内枠が不利に。

芝1700m 無し(おそらく存在するだけ)

芝1800m 多頭数の外枠は先行馬には致命的

最初のコーナーまで僅か275m。さらにそこから緩い下り坂となっていることからも、外枠から無理に先手を取りに行くと膨れる恐れ。

2000m 基本は中~外目だが、開幕週はフラット視していく

4コーナー付近のポケットスタートで最初のコーナーまでは475m。
1200と同じくこういう条件では開催が進むにつれ内枠は厳しくなってくる。

2600m 多頭数なら外枠不利。

コースレイアウトからはそうなる。逆立ちしてもハイレベルなメンバーにはならないので、突出した馬がいたら堅いと思っていれば良いコース。

 

ダート1000m かけっこ

脚の速い馬

ダート1700m 枠順不問

枠順よりも器用さを優先しよう。また、北海道シリーズのダート1700mは結構持ち時計がモノを言う。

ダート2400m カオス

  • コーナー6回なら器用さのある逃げ先行馬優先。
  • めちゃくちゃな結果が頻発するので少額で無謀な穴狙いには最適。

結論

  • 土日共におそらく良。
  • 傷みはしたが、ほぼ先週と傾向は変わらない。
  • 根本的に逃げ先行馬が有利な競馬場。
  • 1000は芝ダ共にかけっこ。脚の速い馬。
  • 1200,2000mは枠順不問。
  • 1800は内枠有利。
  • 2600は突出した馬がいる時だけ買え。
  • ↓納得出来たら押してね

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プロフィール
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ぽぽん

【競馬歴】ミホシンザンが春天を制した日に父に東京競馬場に連れて行かれてから36年。初恋はダイナアクトレス。
【卒論】ヘイルトゥリーズン系の今後
【職歴】大学卒業後大手飲料メーカーに就職も博打の方が数倍割がいいので退職。4号機時代を全力で堪能したあとは体力の限界で引退。心を入れ替えて会社員に戻るも超つまんないので2022年に起業。
【お住まい】千葉県の農地

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