【今週の馬場考察】6/11~12 函館 函館スプリントS(G3)他

今週の馬場考察

函館競馬場の馬場状態

2022年もいよいよ北海道シリーズに突入。1回函館競馬は12日間の開催となり、最初の8日間はAコース、後の4日間はBコースを使用。

開幕週である今週は6/12㈰第29回函館スプリントステークス(G3)が組まれている。

 

函館競馬場の馬場状態

開幕週の馬場

3コーナー

 

4コーナー

直線

昨年の第1回函館競馬終了後、向正面を除くコース内側を中心に約7,000平方メートルの芝張替を行いました。また、肥料散布・薬剤散布・芝刈り等の生育管理に努めました。芝の生育は概ね順調で全体的に良好な状態です。

JRAの発表は以上。

先日立ち寄った商業ビルにたまたまゲーセンが入っていて、スタホ?とかいう競馬ゲームがあったのだがそれと同じような模様の馬場。いや、丹精込めて整備したヨーロッパの金満サッカークラブのホームスタジアムと見間違えるような馬場と言った方がいいか。語彙力がないので上手く表せないが、とにかく美しい。

馬場考察を書いていて一番楽しいのは開幕週の馬場の写真をパクってくる事だと言っても過言ではない。それほどまでに各競馬場における馬場造園課の方々の仕事は素晴らしいのだ。

これは同じ競馬に携わる仕事でも自らが悪法と認める課税方式を放置している国税局とは雲泥の差。彼らに馬場整備を任せたらジャングルの写真を貼る事になっていた。

一部では馬券不買運動なる動きもあるようだが、競馬民が我慢出来る民族ではない事は周知の事実。年間52週間で総払い戻し額が50万円を切るなんてことは現実的に99%不可能と思われるので誰にとっても他人事ではなく、心に枷をはめたまま週末を迎えるのは気持ちの良いものではない。

 

函館競馬場コース図

それでも止まらない人のためにまずはコース紹介。

如何に小さい競馬場とはいえ1200m2000mは最初のコーナーまで300m程はあるため、開幕週とはいえ馬鹿の一つ覚えでイン前圧倒的などという予想屋はエセ野郎なので今後の判断基準になる。

しかしながらその他の距離では内枠有利は否めないところだろう。

洋芝は傷みも早く、開催が進めばスタンド前スタートの2000mなどは外の方がいい

夏の北海道開催のオープニングを受け持つ函館は右回りの競馬場。芝コースの1周距離は1626.6メートル(芝コースの距離についてはAコースの数値を用いる)、ダートコースは1475.8メートルと札幌競馬場(芝は1640.9メートル、ダートは1487メートル)より少し短いが、勝負どころのカーブを滑らかに回れるよう、3、4コーナーにはスパイラルカーブが導入されている。

一方では、ゴール板から1コーナーまでの距離が長めにとられているレイアウトのため、直線の長さは芝コースが262.1メートル、ダートが260.3メートルと、全場のなかで最も短い。この数字を東京・芝コースの直線にあてはめると、“坂を上り終えた地点からゴール板までの距離(300メートル)”よりも短い。それほど短い直線を背景に、レースではやはり逃げ、先行タイプの活躍が目立つ。反対に後方一気の追い込みタイプはかなりの苦戦を余儀なくされている。

もっとも、ほぼ平坦な札幌とは違い、コース全体の高低差は芝、ダートとも3.5メートル。ローカル競馬場(札幌・函館・福島・新潟・中京・小倉)の中では最大(芝の3.5メートルは中京と同じ)の起伏がつけられていることは見逃せない。 もう少し詳細に書くと、ゴール板から2コーナーにかけてはゆるやかな下り勾配、その後は4コーナーまでだらだらとした上り勾配が続き、最後は直線に向けてなだらかに下るというレイアウト。つまり、3コーナーから4コーナーにかけて小高い丘が設けられているのだ。

従って、2コーナーポケットからスタートを切る芝1200メートル、また、ダート1000メートルの序盤の先行争いはほぼ丸々、上り勾配で繰り広げられる。一方、向正面半ばにスタート地点が設けられている芝2600メートルでは、スタートからゴールまでの間に上り勾配を2回走ることに。勾配自体はそれほど急ではないものの、見た目よりもかなりタフな設定のコースと言える。

札幌と同様、「オール洋芝」の芝コースの“変化”にも注意を払いたい。梅雨と重なる函館の開催は雨の影響を受けることが多いが、芝コースの水はけは札幌ほどではない。洋芝はもともと、野芝より耐久性は見劣る品種でもあり、後半開催を迎える頃の芝コースは馬場の傷みが進行して、かなり時計を要するコンディションとなってしまうケースも少なくないからだ。

もちろん天候にもよるわけだが、各馬の道悪適性や洋芝適性が札幌以上に結果に反映されやすいこと、基本的には開催が進めば進むほど、タフな馬場を苦にしない“パワータイプ”の台頭が目立つことは頭に入れておきたい。

文:石田敏徳(2019年9月時点)

 

結論

  • 1200、2000は枠不問
  • 1800は内枠
  • 1000、2600はカオスなので手を出さない

今週のおすすめ

土曜

11R ⑤オタルエバー 戦って来た相手が違う。

 

日曜

未定

他場

6/11~12 東京

6/11~12 中京

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ぽぽん

【競馬歴】ミホシンザンが春天を制した日に父に東京競馬場に連れて行かれてから36年。初恋はダイナアクトレス。
【卒論】ヘイルトゥリーズン系の今後
【職歴】大学卒業後大手飲料メーカーに就職も博打の方が数倍割がいいので退職。4号機時代を全力で堪能したあとは体力の限界で引退。心を入れ替えて会社員に戻るも超つまんないので2022年に起業。
【お住まい】千葉県の農地

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