東京競馬場の馬場状態
5週目を迎える東京はBコース(Aコースから3m外側に内柵を設置)2週目、5/22㈰にはオークス(G1)が行われる。
※オークスの馬場については↑こちらに全て記してあるのでリンク先でじっくり読んで下さい。
このページでは他の距離についての見解を述べていく。まずは先週の考察を振り返ろう。
先週の考察
今週の好枠は1800~2000mに限られる。1600mは①枠がほんの僅かに不利だが、ヴィクトリアマイルの確定枠順を見た所では余裕でそのくらいはね返しそうな2騎が入った。
- 1800~2000mの内枠先行馬
- 基本的には雨量と耕され方を観察する週
ヴィクトリアマイルは超スローで流れ、好枠の先行馬ソダシとレシステンシアが1-3着。18番人気のローザノワールが大健闘した事からも、差し馬には厳しい展開。1枠の2頭も力は示したが、前週のマテンロウオリオンほどの力量差もスタート直後の工夫もなく不発。
そして距離問わず全体的に内枠の若い馬番の好走が目立った。稍重に近いヴィクトリアマイルのスローからの1:32.2という時計を見る限り、高速馬場は今週も継続するだろう。
馬場の変遷
次に要所の画像。開催初週は緑の絨毯(上段)→2週目は少し痛み→NHKマイル週は1600外枠狙い撃ち→Bコース替わりのVM週→今週(下段)
3コーナー
4コーナー
直線
コース全周の内柵沿いに傷みが出始めました。
JRAの発表は以上。簡潔だが言葉通りに受け取ればいい。
Ⅽコース替わりで内枠天国の来週と引き換えに、B最終週である今週の内枠不利は桁が違う東京芝2400m。1年で最も楽しい2週間が始まる。
ワクワクしていながらも当たり前のように今週も雨雲が邪魔をしに来るので土曜日は雨。雨量は定かでないものの、GⅠ当日の日曜日に不安が残る事になるのはファンにとっても望ましい事ではないだろう。
雨で緩くなる地盤、無論耕されるのは内側からとなる。その辺りを考慮して、この雨をむしろ歓迎材料に変換出来るか否かで今週の収支は大きく変わって来る。
一旦、いつもの一般論を貼っておく。
不利枠
芝1800~2000 外枠
スタート後すぐに2コーナーを迎えるため。特に2000mでの外枠は致命的になる事が多い。
※今週はやや軽減。
芝2300 外枠不利
1コーナーまでの距離が約250mと短めなのでやや外不利。
※今週はナシ。
2400m 多頭数の内枠不利
土曜日4R(9頭)1鞍、日曜日に7R(10頭)、11Rオークス(18頭)の2鞍。
※多頭数のオークスに限り①~④は地獄の馬番と化すが、近年は当週の2400m未勝利戦レベルが激低のため、内枠の人気馬が好走傾向。少頭数の条件戦なら枠順は気にする必要はない。
有利枠
1600mの外。今週は人気の盲点となるここを狙わない理由は無い。
引用:JRA
結論
- オークス大勝負。
- 外が伸びる馬場。
今週のおすすめ
土曜
6R ⑩コスタボニータ いずれ重賞勝ちの器。人気薄で絶好枠の今回は旨みあり。
11R ⑥エイシンチラー 勝てるだけの能力はある。相手②⑬
日曜
3R ⑰ルージュエクレール 枠はもうしょうがないさっさと勝ち上がれ。おそらくカヨウネンカと一点勝負。
11R ⑥サークルオブライフ 能力と調子に好枠が加算。
他場
使用コースの確認👇
東京競馬使用コース
Aコース(内柵を最内に設置)
2回東京前6日(4/23~5/8)。ここで行われる重賞競走はフローラS(G2)、青葉賞(G2)、NHKマイルカップ(G1)。
Bコース(Aコースから3m外に内枠を設置)
2回東京7~10日(5/14~5/22)。同京王杯スプリングカップ(G2)、ヴィクトリアマイル(G1)、オークス(G1)。
オークスは内枠が激不利枠となることは絶対に覚えておこう。並の馬では話にならない事は以下👇に記してある。
参考
Ⅽコース(Aコースから6m外に内枠を設置)
2回東京11~12日、3回東京前4日(5/28~6/12)。同日本ダービー(G1)、目黒記念(G2)、安田記念(G1)、エプソムカップ(G3)。
Ⅾコース(Aコースから9m外に内枠を設置)
3回東京後4日(6/18~6/26)。ここは3歳ダートのユニコーンS(G3)と東京ジャンプS(J・G3)のみで平地芝重賞競走は無い。
お気に入りに追加
コメント