阪神競馬場の馬場状態
12週に渡った長き阪神開催も今週でようやく終幕。Bコースは4週目(Aコースから直線部3メートル、曲線部4メートル外側に内柵を設置)となる。
最終日となる5/1㈰には天皇賞・春(G1)が組まれるが、上位人気に支持されるであろう2頭がまさかの外枠を引いて競馬民は俄然盛り上がっている。
果して春天の外枠は不利なのか?
そのあたりも踏まえて今週の考察をしていこう。
馬場の変遷
Bコース初週(上段)から今週(下段)までの4枚を比較。
3コーナー
4コーナー
直線
向正面直線および正面直線の内柵沿いに軽微な傷みがありますが、全体的に概ね良好な状態です。
これが先週のJRA発表だったが今週は👇のように変化。
向正面直線および正面直線の内柵沿いに傷みがあります
しかし3~4角の痛みも進んでいるのは一目瞭然である。
先週の開催では土曜日11R難波S(1800m)のサターンこそ1:44.7(良)という好時計で優勝したが、日曜日は雨の影響で終日稍重で行われた事もあり、目ぼしいタイムは一つもなかった。
今週も金曜日雨→土曜日ほぼ晴れ→日曜日はまた雨と天候も落ち着かないため確定的な事は言えないが、昨年のエリザベス女王杯当日の馬場に近くなるのではないだろうか。
あの日はAコース、今週はBコースなので同一視することは出来ないが、少なくとも先週まで続いた内枠の優位性はやや崩れると見る。とはいえ渋馬場で直線一気の離れ業も簡単ではないだろうからある程度の位置は取りたい。
マイラーズⅭで例えるならソウルラッシュの競馬をするよりはホウオウアマゾンのように好位でレースを運び、直線は馬場の外に持ち出すというのが最適解となるはずだ。
天皇賞・春
そして気になる天皇賞・春だがまず第一に外枠は不利。最初のコーナーまで300m弱の間にある程度内に潜り込めないとタイトなコーナーをずっと外を回らされる羽目になる。かといってこれだけ雨・雨・雨だと内も耕されるので、前に行きたい最内のアイアンバローズもスタート直後に馬力を使わされる事になる。
となれば⑤マカオンドール~⑫ハヤヤッコくらいまでが「好枠」と言えるだろう。
最後に、不利枠とはいえ⑯タイトルホルダーも⑱ディープボンドもご存知の通り悪馬場は鬼の部類に属するので、馬番だけでナメてかからないよう念押ししておく。
結論
- 重巧者
- 内枠過信は禁物
- 好位中団から直線は外へ
- 例年なら福島にいるはずの菱田に大チャンス到来。
土曜のおすすめ
2R ⑯エイシンデュエラー 阪神で外枠が常に有利なのはダート1400mのみなのでここを引けたなら。相手⑭
9R ⑥ヒヅルジョウ 相手②でハービンジャー丼
日曜のおすすめ
春天 ⑦菱田 ラストインパクトで勝てた有馬を落として8年。お手馬になりかけたパンサラッサは3月に国際G1勝ち。ここでやんなきゃいつやるんだ?
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