中山競馬場の馬場状態
- 2回中山8日間および3回中山前2日間(2/25~3/26)はAコース
- 3回中山後6日間はBコース(4/1~4/16)を使用。
※B⇒Aコースから3m外側に内柵設置。
今週は3回中山開催の2週目。(連続開催11~12日目)
5週使ったAコースが終わり、今週からBコースに替わる。
なお、2週後の最終週(皐月賞週)は毎年以下のようになるので覚えておこう。
1枚目 ダノンベルーガが通った場所
2枚目 ジオグリフが通った場所
全然違いますね pic.twitter.com/pq4KcEza8D
— MNGW (@JR_Jobanline) April 17, 2022
とりあえずそれは先の話。まずは今週のお話をしないといけない。
馬場の変遷
3コーナー
Aコース
Bコース
4コーナー
Aコース
Bコース
直線
Aコース
Bコース
ダート
- 第1回中山競馬終了後、砂厚調整を行いました。
- クッション砂の砂厚は9.0センチメートル(従来通り)で調整しています。
- 乾燥が著しい場合は、競走馬の安全のため散水を行う場合があります。
- クッション砂の凍結防止のため、コース全面に凍結防止剤を散布する場合があります。
芝
- 野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行します。
- 凍結防止および芝保護のため、日陰部等のシート養生を行う場合があります。
- 芝の生育管理のため、中間日に散水を実施します。
①第1回中山競馬終了後、損傷箇所へ洋芝を追加播種し、凹凸整正および肥料散布、約2週間のシート養生を実施しました。洋芝の生育に不揃いな箇所が部分的に見られますが、全体的には概ね良好な状態です。
②3コーナー・4コーナーから正面直線の内側に傷みが出始めましたが、その他の箇所は概ね良好な状態です。
③3コーナーから4コーナーおよび正面直線のコース内側に傷みがあります。
④外回り向正面、3コーナーから4コーナーおよび正面直線のコース内側に傷みがあります。
⑤コース全周に傷みがあります。特に3コーナーから4コーナーおよび正面直線の傷みが広がっています。
B①今週からBコースを使用します。コース変更に伴い大きな傷みはカバーされましたが、3コーナーから4コーナーおよび正面直線の内側に傷みがあります。その他の箇所は概ね良好な状態です。
JRAの発表は以上。
前週の黒ずんだインがどれほど酷かったかはハッキリわかる。ただ、それでも先週の馬場考察では「逃げ先がダメというワケではない」とお伝えたしたように土曜日は芝4鞍全てで逃げ馬が勝利。日曜日も3.4.3.1.4着と出来過ぎではあるがオール掲示板。
馬場があそこまで酷くなると道悪の巧拙もやはり影響して来るので、道中先頭に立てる以上は少なくともある程度適性を持っているということ。どうしょうもなく走れない馬は進まない。
問題は、意味わからん馬が逃げる事。逆に脚抜きが良くなるダートも然り。
中山競馬場:コース図
引用:JRA
中山競馬場の芝コースには「内回り」と「外回り」の設定がある。2つのコースは2コーナーで分岐し、3コーナーで再び合流。もともとは3コーナーから向正面奥にかけて新設された芝1200メートル用の走路を、その後、さらに延伸して2コーナーにつなげ、現在のレイアウトになった。ちなみに、有馬記念が行われる芝2500メートル戦は内回りが舞台だが、スタート後、まっすぐにコーナーへ進入できるよう、発走地点は外回りコース上に設けられている。
外回りコースに比べ、2コーナーと3コーナーのカーブがかなりタイトな内回りコースは、見た目通りの「小回り」コース。実際、内回りコースの1周距離(1667.1メートル。芝コースの距離についてはAコースの数値を用いる)は札幌競馬場(1640.9メートル)と大差なく、310メートルという直線の長さも、いわゆる4大場(東京、中山、京都、阪神)の中ではもっとも短い。1周距離が1839.7メートルという外回りコースはともかく、内回りコースのサイズは「少し大きめのローカル場」と表現するのが当たっている。
とはいえ、コース全体の高低差は内回り、外回りとも5.3メートル。JRA全10場の中でも最大(次位は京都競馬場・外回りの4.3メートル)で、2階建ての建物に相当するこの高低差が、中山のレースに独特のアクセントを加えている。
全体の起伏を見ていくと、ゴール地点から1コーナーにかけて上り勾配が続き、2コーナーの手前で最高到達点を迎える。内回り、外回りとも、そこからは下り勾配に転じ、間に平坦部分を挟みながらホームストレッチ半ばの最深部まで延々と長い下り坂が続く。そして、ゴール前に待ち受けるのが中山名物の急坂。残り180メートルから残り70メートル地点にかけて設けられている上り坂の高低差は2.2メートル、最大勾配の2.24%も10場最大で、馬たちにとっては文字通り、“最後の難関”と言える。
一方のダートコースも、起伏構成は芝コースとほぼ同じ。1周距離が1493メートル、直線の長さが308メートルと、全体のサイズは「ローカル場を少し大きくした程度」に過ぎないが、全体の高低差は4.5メートルにも及び、ゴール前には芝コースと同様の高低差がある急坂が設けられている。
さて、2コーナーから下り勾配が続き、直線も短い中山のレースは、総じて瞬発力勝負にはなりにくい。直線の長いコースでは残り600メートル地点くらいからペースが上がるのが一般的だが、中山ではペースアップのタイミングが早く、瞬発力より持久力勝負を得意とする馬がしばしば台頭。また、軽快に飛ばしてきた馬が直線の急坂で失速し、形勢が一変することも多く、スリリングな攻防からは最後まで目が離せない。
コースは右回りで、ダートのレースは1200メートルのみが芝スタート。起伏に富んだ地形は障害コースにも上手く生かされており、深い“谷”を上り下りする坂路障害も中山の名物だ。春の中山グランドジャンプ、暮れの中山大障害と、1年に2回しか使用されない襷コース(通称・大障害コース)には、大竹柵、大いけ垣という、こちらも名うての難関が設置されている。
文:石田敏徳(2019年9月時点)
今週の有利枠・不利枠
芝1200m 内枠有利
この形で外枠にメリットはないのだが、どういうわけか内外の馬の成績に大きな開きは無い。ペース次第でどうにでも転ぶため脚質もそれほど問わない難解なコース。
正直言って好きな条件ではないので基本的にパスすべきところ。
芝1600m カオス
外枠は引きたくない形態。にも関わらず開幕週に外枠決着すら当然に起こる超魔窟。
4/1㈯はダービー卿CT(GⅢ)が行われるが、中途半端なメンバーが集まる古馬ハンデ戦で人気馬から買っている場合ではないことは肝に銘じておこう。
芝1800m 内枠有利→中枠
スタートから最初のコーナーまで205mしかなく、外枠を引く時点でツキがない。それが開催序盤ならなおさら。
さすがに今週は最内は引きたくなく、ほどよさがほしい。
芝2000m 中枠有利
中山で唯一常識的なコース。内枠が死ぬ皐月賞まで待とう。
- 開催序盤は外枠少しだけ割引。
- 開催後半になると内枠は荒れ地。
芝2200m(外回り) そこそこフラット
2000mほど平等ではないが1600mや1800mほど理不尽に外不利なわけでもない。
芝2500m 外枠OUT。内枠過ぎるのも微妙。
有馬記念(G1)を始めとする中山の高格レースの舞台。多頭数の外枠には容赦ない厳しさを誇る。
むしろ地獄の3コーナー手前からスタートなので、白黒帽を引くだけでハンデになる。
ダート1200m 断然外枠
芝スタートのダートは競馬場を問わず恒常的に断然外枠有利。これは抗いようがない事実。
結論
- コース替わりで田んぼは少し軽減するが、あくまで束の間。
- 痛みは目に見えにくいところにも傷跡を残しており、すぐに可視化出来るようになるだろう。
- 皐月賞は毎年インコースが極悪になるので過剰人気馬が内枠に入るのを祈る。
- ガチ勝負は2週後のそこまでおあずけ。
- と、ここまでボロクソに言っているが、クッション値の高いコース替わりの良で今週はおそらく時計は速い。
今週のおすすめ
土曜
のちほど
日曜
のちほど
他場
競馬民必読書
頂への挑戦 負け続けた末につかんだ「勝者」の思考法
川田 将雅
「君の宣伝甘いんじゃないの?(・ω・#)」って感じでア〇ゾンさんに詰められて泣きそうなので競馬民の必読書を置いておきます。
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