中山競馬場の馬場状態
今週の中央競馬は変則開催で、3場を以下のように分散しての開催となるのでマークシートの塗り間違え等には十分にご注意を。
- 19㈯阪神・中京
- 20㈰中山・阪神
- 21㈪中山・中京
中山は日月の開催となるが、金曜~土曜日にまとまった雨に見舞われるため、日曜メインのスプリングS(G2)は泥田で行われるかも知れない。
【今週の馬場考察】では、金曜日時点で把握できている情報からコース状況を丸裸にし、好走の可能性の高い枠順や脚質、進路取りを99.9%正確にお伝えするが、出走各馬の重適性に触れる事はほとんどない。(稀に水掻きを履いている馬をポロっと言う程度)
馬場はいつも通りこちらで裸にする。しかし今週は皆様の相馬眼をフル活用し、各馬の重適性を十分に調査した上で戦うようにして頂きたい。
それでは先ず、先週の振り返りから始めていこう。
先週(3週目)
先週の中山芝は【今週の馬場考察】 3/12~13 中山で過信禁物を告げた逃げ馬達の成績は(0.1.0.9/10)と散々。
通るべきではない進路を自然と通らざるを得ず、苦しい展開を強いられる馬場状態は先週の逃げ馬達には苦行でしかなく、大波乱の中山牝馬S(G3)が示すように、直線は真ん中から外が伸びた。
なお、馬場条件は完璧だったが56.5㎏が嫌われ3番人気に甘んじていたテルツェットは少し気の毒だった。スタート直後に内のゴルトベルグにタックルを喰らい、外のローザノワールにカットされ、6馬身程度のロスを被っては流石に厳しい。
それでも0.2差5着なので、地力上位の差し馬には今週も引き続き警戒を怠らないようにしなければならない事を念頭に置いておこう。
馬場状態の変遷
次に今週の馬場を見てみよう。最上段の開幕週~最下段が今週となっている。
3コーナー
4コーナー
直線
3コーナーから4コーナーおよび正面のコース内側に傷みがあります。
上記が今週のJRAの発表だが、見た目先週より青い部分が多い。雨と太陽が均等に降り注いだ週中の天候によって芝の生育が進んだ可能性は否定できない。
降雨の影響からクッション値は先週に比べ-0.4、含水率は+0.4%なので先週よりはソフトな馬場で、足元に優しくなっている事は数字的にも証明されている。
問題は金~土曜の降雨でソフトから泥田になる可能性が拭えない事。
今週の状態は?
- 開幕序盤(逃げ先有利)
- フラット(能力の高い馬有利)
- 内荒れ(差し追い込み台頭)
上記が変遷の流れなので、先週を3寄りの2とすると更に3寄りに進んでくるのが常。しかし、先週の直線は各馬の進路が幅広くバラけており、一気に内ラチ沿い「だけ」が極端に悪化したとも言えない。
芝の発育は良さそうだが3~4角の内側の痛みは明らかなので逃げ馬不安に変わりはない。また、あまりに泥田が酷いようなら先週・先々週は美味しかった追い込み型の期待値は残念ながら下がる。
- 馬場が荒れて来てるし追い込みも届く。
- 重馬場だから穴狙いが良い。
という大衆心理が働く事が確実視される今週は、王道競馬が出来る馬がむしろ少しお買い得になるのではなかろうか。
結論
- 重巧者。
- 4角を5~6番手で回れる力量馬。
- 逃げ追い込み軽視。
なお、日曜日のレースビデオは必ず見直すようにして頂きたい。掘れ易い馬場である以上、月曜日のグリーンベルトが自ずと浮かび上がるはずだ。
日曜のおすすめ
4R ⑥カヨウネンカ 地力上位の差し馬
月曜のおすすめ
11R ①スタニングローズ これと同じ条件で5回走れば1回は勝つ馬が5.7倍なら理論値114%以上。内枠過ぎるけどそこは弥生賞のように川田が乗ればクリア出来るはず。
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