中京競馬場の馬場状態
先週はG1候補ジャックドールが金鯱賞(G2)をレコードで圧勝。条件戦でも好タイムが連発し、上がりも速いという開幕週のお手本のような高速馬場だった。
2週目となる今週も爆速の流れは続くのかと思いきや週中は雲行きが怪しく、土曜日は稍重程度で迎えると想定されている。
先ずは先週(上)と今週(下)とで比較してみよう。
馬場の変遷
3コーナー
4コーナー
直線
1週使用しましたが、大きな傷みはなく全体的に良好な状態です。
今週のJRAからの発表は淡泊なもの。しかしこの芝状態を蹄跡によるものに見える人はいない。4角などはどう見ても轍(わだち)だ。
折角ホームページで説明してくれているのでここで彼らの素晴らしい仕事を知っておこう。
クッション性の管理
芝馬場の路盤は競走馬の走行や馬場管理作業車による踏圧により徐々に締め固められクッション性が失われていきます。そのため開催前にクッション性確保のための作業を行っています。代表的なものが「エアレーション」と「シャタリング」です。
「エアレーション」は芝馬場に小さな穴を一定間隔で開けて路盤の通気性を向上させるとともにクッション性を向上させる作業です。
「シャタリング」とは、ナタ状の回転刃で芝馬場に一定間隔で切り込みを入れていく作業で、さらに路盤を横方向に大きく揺さぶりほぐす効果もあり「エアレーション」以上に馬場のクッション性を高める効果があります。
JRAでは全ての競馬場で「エアレーション」と「シャタリング」を実施しクッション性の確保に努めています。
今週こういった整備を施したかは不明だが、少なくとも先週の開幕に向けて僅か1か月の空白期間で見事な高速馬場に戻した中京競馬場の馬場造園課が何もしていないとは到底考えられない。
翌週には高松宮記念(G1)が控えており、現在の日本馬のレベルなら、2017年にベルモントパークでディスコパートナーが記録した1200m1:05.67の世界レコードを更新することも十分に可能である。
であれば…
結論
- 今週も高速馬場だが雨の影響を考慮。
- 内枠先行圧倒的有利。
- ファルコンS(G3)は乱ペースに注意。
今週のおすすめ
土曜
11R ②ヴィアドロローサ⇔①プルパレイ
ファルコンSは激流が想定され、控える組が有利。絶好枠を引いた1枠両頭の前走は不完全燃焼で、懸念材料は直線の渋滞のみ。ミルコと隼人がこの記事を読んでくれていることを祈る。
月曜
7R ④パラレルキャリア 鞍上強化に加え絶好枠。
他場
3/12~13 阪神
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