阪神競馬場の馬場状態
5週目を迎える阪神Aコース。今週も念頭に置いておくことは以下の点。
- 大阪杯当日(4/3)まではAコース使用。(8週・16日間)
- 桜花賞前日(4/9)からはBコース使用。(4週・8日間)
先週の考察
全体的な走破タイムを見ても馬場は今週来週を境に悪化していく。能力の裏付けの無い逃げ馬は次第に残れなくなり、極端な追い込み脚質ではまだロスは拭い切れないとなれば、好位差しの王道競馬で運べる能力上位馬を選択するのが賢明。今週は本命党向きの馬場となるだろう。
逃げ馬の連対は土曜8Rで単騎逃げを打ったスンリのみで追い込み馬の台頭は皆無。上位人気の好位~中団追走組が安定して好走しており、特に能力上位が明らかなアルメリア賞のピースオブエイト、チューリップ賞ナミュールなどは存分にその強さを見せつけた。また、斑鳩Sのルプリュフォールにとっては、もはやここで走らなければどこで走るんだ?というほど彼向きの馬場だった。唯一の誤算はピンハイの能力を舐めていた事だろう。
次に時計面で見てみる。
- 1200m スンリ 1:08.5
- 1400m ルプリュフォール 1:20.4
- 1600m ナミュール 1:33.2
- 1800m アルサトワ 1:44.8
阪神基準で言えば高速馬場ではない。となれば斑鳩Sのルプリュフォールや大阪城Sのアルサトワとカレンシュトラウスは重賞でもやれる器だろう。そしてナミュールは桜花賞(G1)の1番人気がほぼ確定した。
前置きが長くなったが馬場の確認に移る。最上段の開幕週~最下段の今週までの変遷を追ってみよう。
馬場の変遷
3コーナー
4コーナー
直線
向正面直線および正面直線に部分的な傷みが見られますが、その他の箇所については概ね良好な状態です。
先週のJRAはこのように発表したが、今週は
向正面直線から外回り3コーナーから4コーナー、正面直線にかけてコース内側に部分的な傷みがあります
4角は先週から荒れていたが、今の阪神はクッション値が高く全体的に固いので、今週いきなり時計が極端に遅くなるようなことはないだろう。内外の有利不利も距離別の傾向そのままに捉えて良さそうだ。
5週目とはいえ降雨もほぼなく田んぼになるのもまだ先ならば、スピードと瞬発力に秀でた馬が有利。先週で言えばナミュールが最もフィットした馬だろうか。言いたくないが足元に優しい馬場ではない。
結論
- 能力値最優先
- 先行差し>逃げ追い
- スピードと瞬発力
軸馬にはこの3つを備えた馬を据えたい。
※ちなみにダートコースは先週に比べ含水率がかなり下がっていることも併せてお伝えしておく。
土曜のおすすめ
10R ⑦イズジョーノキセキ
日曜のおすすめ
未定
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