各競馬場の馬場状態
東京
開催4週目のDコース(Aコースから9m外に内柵を設置)
1か月間の東京開催も今週で終了し、来週からは皐月賞まで続く中山開催が始まる。であれば、まずは東京で結果を出しておきたい馬を見つける事を優先し、その上で今週の馬場への適性を見極め、行けると思えば全ツである。
先週は土日共に力のある無敗馬が初重賞制覇を成し遂げた。それ以外のレースを見渡しても、馬場の渋りに関係なくそれなりに流れて差しが決まるのがテンプレと見てよさそうだ。
ひとまず恒例の写真解説。上が先週、下が今週。直線だけ開幕週を最上段に載せる。
JRAの発表によると3~4コーナーから直線にかけて内側に痛みが出て来たようだ。
3コーナー
4コーナー
直線
先週の馬場考察でもお伝えした外差し優勢の馬場は踏襲され、差し馬が最大限に能力を発揮できる舞台。道中も色味に違いが出て来ており、逃げ馬を歓迎しない馬場に見える。
この状態は1600m、2400m、2500mのレースでは内枠に若干のロスが生じさせる。(1800mと2000mは内枠有利顕著で影響なし)
これを踏まえてレースを見返すと、例えば先週のクイーンⅭ(G3)では負けたとはいえ②ベルクレスタ、先行して4着に残れた④ラリュエルは一定の能力を示した事になるが、やはり勝ち切るには厳しかったのだろう。
なお、2/20㈰5RにはPOG馬のアグリが1600mに登場。ラスールが人気を集めるが、4枠より外を引けば十中八九アグリが先着するのでここは勝負レースになる。
フェブラリーS(G1)の見解はのちほど。
阪神
先週は1600mで1:31.9が出る高速馬場。こういった馬場では好発を決めても控える支持を忠実に守るような三流の騎手ではレースに参加することすら出来ないことを改めて思い知らされた。
開幕日となった2/12㈯の芝レースでは馬場読みの出来ない二流以下の騎手に出番は無かったが、そのような状況の中、翌日の京都記念(G2)で馬場と展開を味方に付けてまんまと逃げきったアフリカンゴールドの国分恭介にはしてやられた。
申し訳ないが、どうせ溜めて捕まると甘く見ていたために2-3-4着で床を舐める羽目になった。
話が逸れたが上が先週、下を今週として馬場を眺めていこう。
3コーナー
4コーナー
直線
年末までの連続開催の影響でひたすら傷んだ馬場の修復に馬場造園課の方々が芝の張替えなどありとあらゆる手を施して迎えた先週が開幕週。
ものの見事に作り出した高速馬場が1週経過した様子を見てみると、4コーナーまではインを回る意識があるものの、直線はどこが伸びるか騎手達も半信半疑だったことが窺える。
これならおそらく直線はどこを通っても伸びるので、道中後ろに構えるグループには厳しくなる。
少し内荒れ気味になっている4角を若干外目から進出して直線を迎えるのが王道のレース運びとなるだろう。
ただ、京都牝馬S(G3)は注意してほしい。好調教馬に先行型が多く、超スプリント系も参戦する当レースは濁流が予想されるため、ゴール前で様相一変の小倉短距離型爆荒れ追い込み決着すらあり得る。
追い切りの良かった馬は⑬クリスティ、④プールヴィル、⑦ロータスランドだが手を出してもいいものか悩むところ。展開も枠もプールヴィルだが秋山真に全幅の信頼を置いてもいいのだろうか?
勝負レースは9Rのつばき賞。ダノンブリザードが勝利した上でテンダンスに頑張って貰う。
小倉
Bコース2週目。(Aコースから内柵を3m移動)
状態の確認から。上が先週、下が今週だ。
3コーナー
4コーナー
直線
まず小倉の鉄則。
- 騎手質の問題もあって乱ペースになりやすいので、特に1200m戦では悪魔的な追い込みが決まる。
- 1800超だとペースが緩むので逃げ馬を狙う。
- ごった返す多頭数は意味不明な結果が生まれるので極力手を出さない。
ローカル開催は騎手質が酷いからか馬場の痛み方も歪みがあるように見えるのは気のせいだろうか?先週は東京と阪神で日曜重賞があったために一流どころはほぼ不在。
コース替わり週だというのにモリモリ外に持ち出して沈む馬が散見する。
横山和生騎乗の18頭立て11番人気のロードベイリーフにフォーカスを当て、稍重で行われた北九州短距離Sの映像を切り抜いてみよう。
スタート直後は皆インを避ける。
最後の直線は和生も流されてインを避けるが、勝ち馬は馬場の真ん中よりやや内。2着馬は内から2頭目だ。
大外に持ち出す騎手達は何を目論んでいたのだろうか?
結果、最内はそんなに傷まないで今週を迎えた。
あとは皆さんの想像とセンスに丸投げするので今週も盛大に勝利して欲しい。
土曜のおすすめ
東京
6R ⑫ルージュエクレール
11R ⑤カレンルシェルブル
12R ⑩ボーデン
阪神
9R ⑤ダノンブリザード
日曜のおすすめ
東京
5R アグリ
小倉
9R アウトパフォーム
お気に入りに追加
コメント