各競馬場の馬場状態
中山
10/3㈰以来、2か月ぶりの中山開催となる。12月は開催する全9日をAコースで行い、コース替わりは無い。
12/3㈮発表でクッション値9.5とほんの僅かに高めで含水率は11.1%。
これならば速い時計の出る、圧倒的内枠逃げ先行有利の中山開幕週と見て問題ないだろう。
ただし、この中山開催を狙って東京をスキップしてきた強力先行馬が揃うレースでは想像以上にペースが上がり、差し馬が台頭することも十分考えておきたい。
引用:JRAホームページ(含水率と馬場状態)
中京
こちらも10/3㈰以来2カ月ぶりの開催となる。全6日の開催中、最初の4日間はAコース、最終週2日間はBコース使用なので概ね内枠の先行馬にアドバンテージが与えられていると考えていい。
差し馬の台頭は中山同様メンバーを見渡して考えよう。
阪神
クッション値は9.5、含水率12.1%と先週より少し脚に優しい馬場。
16日間の過酷な使用に耐えたAコースから遂にBコース(Aコースから直線部3m、曲線部4m外側に内柵を設置)へと替わる。
この変更によって特に酷かった内回り3~4コーナーの内側はカバーされ、先週までは余程展開に恵まれるか、力量断然でもない限りほぼ詰んでいた逃げ・番手系に出番がやって来る。
また、向正面直線は荒れた幅員がスタンド前より遥かに狭く、そこをすっぽり封鎖されたいわゆるグリーンベルトを通る逃げ・番手組にはここでもアドバンテージが生じる。
コース替わりでも直線部分は全てカバーし切れないのでここはどの馬も少しは外に出したいところだが、ここまで常に優位性を保った先行勢にはコース選択の自由も先週までと比べてある程度生じるため、外に持ち出す余裕も出来る。
先週のパトロールを見直したところ、コース替わり分+3~4頭分内を開ければ十分伸びて来れるだろう。それならば直線のみで様相が一変するとは考え辛い。
まとめると優先順位はこうなる。
- 内々の経済コースを好位で追走し、直線は早めに進路を確保出来る馬。
- 逃げ番手馬。
- 差し馬。
- 追い込み馬
やはり1と2は相当優位に立つ。11月の阪神開催で不遇枠から思い通りのレースに持ち込めなかった馬が数多くいたのはご存知の通りだ。
11月阪神芝の有利枠は全体を通して⑦~⑫、不利枠は以下にまとめた。
- 1200の外枠。
- 1400、2000、2200の内枠。
- 1600の内枠外枠。
- 1800はフラット。
前走不利枠から凡走で人気を落としている馬は率先して買い、好枠で「外から」差し込んで来た馬は疑って見るべきと考えた。
今年も残り1か月となり、引退馬関連の報も多く切ない気分で始まった師走。
せめて財布を膨らませて良い年を迎えたい。(;´・ω・)
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