東京競馬場の馬場状態
2023東京競馬の最終週。Ⅽコースでの2週目(計8週目)となる
今週で2023年の東京開催も終了。
とりあえず降雨は無さそうなので良馬場で行われることはほぼ間違いない。
あとは先週の雨の影響でどれだけ内が削られているかだ。
東京競馬使用コース
Aコース(内柵を最内に設置)
第4回東京1~7日(10/7~10/22)
平地重賞競走
10/7㈯サウジアラビアロイヤルⅭ(GⅢ)
10/8㈰毎日王冠(GⅡ)
10/14㈯府中牝馬S(GⅡ)
10/21㈯富士S(GⅡ)
Bコース(Aコースから3m外に内枠を設置)
第4回東京8~9日、第5回東京1~4日(10/28~11/12)
平地重賞競走
10/28㈯アルテミスS(GⅢ)
10/29㈰天皇賞・秋(GI)
11/4㈯京王杯2歳S(GⅡ)
11/5㈰アルゼンチン共和国杯(GⅡ)
11/11㈯武蔵野S(GⅢ)
Ⅽコース(Aコースから6m外に内枠を設置)
第5回東京5~8日(11/18~11/26)
平地重賞競走
11/18㈯東京スポーツ杯2歳S(GⅡ)
11/26㈰ジャパンカップ(GI)
馬場の変遷
第5回東京7.8日目はⅭコース(Aコースから6m外に内柵を設置)を使用する。
(最上段が開幕週で最下段が当週)
3コーナー
Aコース
Bコース
Ⅽコース
4コーナー
Aコース
Bコース
Ⅽコース
直線
Aコース
Bコース
Ⅽコース
ダート
- 第3回東京競馬終了後、路盤点検、補修およびクッション砂の洗浄を行いました。
- クッション砂の砂厚は9.0センチメートル(従来通り)で調整しています。
- 乾燥が著しい場合は、競走馬の安全のため散水を行う場合があります。
芝
- 野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行します。
- 第3回東京競馬終了後、クッション性確保のためエアレーション作業およびシャタリング作業を実施しました。
- 芝の生育管理のため、中間日に散水を実施します。
A①第3回東京競馬終了後、傷んだ内側を中心に約31,000平方メートルの芝張替作業を行いました。その後、肥料散布・散水等の生育促進に努め、8月下旬にオーバーシードとして洋芝を播種しました。野芝および洋芝ともに順調に生育しており、全体的に良好な状態です。
A②雨の中で競馬を施行したことにより、3コーナーから4コーナーの内柵沿いに軽微な傷みがあります。
A③向正面直線および3コーナーから4コーナーの内柵沿いに傷みがあります。
B④今週からBコースを使用します。柵の移動により傷んだ箇所は概ねカバーされ、全体的に良好な状態です。
B⑤内柵沿いに軽微な傷みがありますが、全体的に概ね良好な状態です。
B⑥コース全体の内柵沿いに傷みがあります。
Ⅽ⑦今週からCコースを使用します。柵の移動により傷んだ箇所は概ねカバーされ、全体的に概ね良好な状態です。
Ⅽ⑧コース全体の内柵沿いに傷みが出始めましたが、全体的に概ね良好な状態です。
JRAの発表は以上。
東京競馬場:コース図
コース立体図(左回り)
コース平面図(左回り)
コース断面図(芝・左回り)
コース断面図(ダート・左回り)
日本ダービーやジャパンカップをはじめ、数々のビッグレースが行われる東京競馬場は、日本競馬の「顔」と呼ぶにふさわしいスケールの大きな競馬場だ。コースは左回りで、芝の1周距離は2083.1メートル(芝コースの距離についてはAコースの数値を用いる)、直線の長さは525.9メートル。幅員も最大41メートルと非常に広い。
起伏の構成もチャンピオンの座を争うコースにふさわしいハードなもの。ゴールを起点に追っていくと、1コーナーから向正面半ばにかけて高低差1.9メートルの長い下り坂が続き、その直後、3コーナーの手前には、高低差1.5メートルの上り坂が待ち受ける。 最初の坂を上りきった後は短い平坦部分を挟んで下り勾配が続き、4コーナーの手前からは再び若干の上り勾配に。そして直線、残り460メートル地点から300メートル地点にかけては2つめの上り坂が設けられている。中山や阪神に比べると勾配自体はなだらかでも、高低差は2メートルに及ぶこの坂を上り切った後も、300メートル(函館・芝コースの直線の長さとほぼ同じ)走ってようやくゴールにたどり着く。コースを1周する間に“2つの坂”を上り下りするレイアウトは福島も同じだが、スケールは段違いなのだ。
新潟などのローカル場と違い、カーブの半径がゆったりしているため、コーナーでゴチャつく可能性も低い。さらに広々とした幅員をいかし、4つ(A、B、C、D)のコースを使い分けることによって、馬場の傷みの分散化が図られている。様々な面から“紛れ”の介在する余地が小さいわけで、馬の能力がストレートに反映されやすいコースと言える。
一方のダートコースは1周距離が1899メートル、直線の長さが501.6メートルと、正真正銘、日本一のスケールを誇る。バックストレッチとホームストレッチに2つの坂が設けられている起伏構成は芝コースと同じだが、直線の上り坂の高低差は2.4メートルと芝コースを上回る。こちらも非常にタフでハードなコースなのである。
それだけに新潟の外回りコースと同様、直線の末脚比べとなるレースが多い。差し、追い込み馬の活躍が他場以上に目立つこと、まくりはあまり決まらないことも新潟・外回りとの共通項。早くに動いて押し切るのは至難の業ということだろう。
ダートコースはフェブラリーS(GⅠ)の舞台となる1600メートルのみが芝スタート。また、障害レースは固定障害の専用コースを使用して争われるが、年に2回の障害重賞(東京ジャンプS、東京ハイジャンプ)では通常時より難易度の高い“重賞仕様”の障害(大いけ垣、大竹柵)が設置される。
文:石田敏徳(2019年9月時点)
今週の有利枠・不利枠
芝1400m 大荒れ要素多分に含む。
今週はあまり触らない方が良い。
芝1600m ぶっちぎりで外枠有利
なぜか外枠が嫌われる競馬界なので個人的に大好物でドル箱。
開催が進むと内枠が死ぬので結婚できるレベルに好き。
競馬を嗜む人間の大部分が勘違いしている素晴らしいコース。
芝1800m 外枠不利
スタートから向こう正面の合流まで約150mしかなく、外枠を引く時点でツキがない。
芝2000m 向正面は内側も荒れ気味。あまりに極端な内外は✕
秋天施行の超絶欠陥コースで多頭数の外枠引いたら人気でも軽く飛ぶ。
2400m (多頭数なら)内枠有利
(開幕週で多頭数なら)必然そうなるが、局面は週ごとに変化する。
芝2500m 2400mよりは平等。逃げ馬は少し減点。
2400mより100m後ろに下がる。
初っ端から長めの登り坂なので当然逃げ馬には良くない。
アルゼンチン共和国杯の舞台。平等だったでしょ?
ダート1300m やや内有利な魔窟
スタートから初角まで340m。
多頭数でグズグズしているとひたすら外を回る羽目になるので、ある程度は前に行く脚力が必要となる。
ダート1400m フラットな魔窟
スタートから初角まで440m。
枠順の影響は皆無で逃げも決まれば差しも決まる激ムズコース。
ダート1600m 断然外枠
芝スタートのダートは競馬場を問わず恒常的に断然外枠有利。これは抗いようがない事実。
ダート2100m 内枠有利。1角で膨れる人気馬を探せ
1角まで240mしかなく断然内枠有利は揺るがない。
中京ダ1800~1900m、および新潟ダ1800mと初角の入りが似ており、リンクする。
ここで膨らむ馬はかなりの距離ロスを被るので各馬の参考レースは見ておこう。
まとめ
- 土日共に良馬場。
- 先週の雨開催がどの程度のダメージを残したか。
- 3角が荒れている事からも向正面の内は「荒れ」
- 1600mの外枠は超有利。逆に内はハンデを背負う。
- JCの外枠は大きなハンデ。
- 「強い馬」に優位性。
- ダート1600mは超・外枠有利の枠ゲー。
- ↓とりあえず押しといて。
わからない時用サイコロ
迷った時に使う必殺アイテム。
4.6.8.10.12.20面体のなので相当遊べるので重宝してる。
どういうわけか10面体が2個入っている。スペアか?
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