【今週の馬場考察】10/22~23 東京 富士ステークス(G2)

今週の馬場考察

東京競馬場の馬場状態

今週は東京開催3週目(6~7日目)

開幕週は毎日王冠(G2)のサリオスが1800m1:44.1でレコード勝ち、先週は府中牝馬S(G2)でイズジョーノキセキが1:44.5でソダシを差し切った。

条件クラスでも好時計が続出しており、今のところ高速馬場が顕著な東京を今週はどうやって料理してやろうかとワクワクが止まらない。

3週目となれば荒れた部分が目立ってくるものなのでまずは確認から入ろう。

なお、22㈯23㈰の東京は両日共に良馬場想定でよさそうだ。

馬場の変遷

東京は4~5回の連続開催で計17日間。前半7日はAコース、中間の6日はBコース(Aコースから3m外に内柵を設置)、後半4日はCコース(Aコースから6m外に内柵を設置)を使用する。

A3週目の富士S(G2)が外枠有利・内枠OUTなことは賢明な愛読者の方々なら楽に見通せるだろう。そしてB開幕週の秋天(G1)は例年通り内枠天国・外枠OUT

(;´・ω・)/ とりあえず↑ここはメモっておくように

そして今週は富士Sが行われる

 

3コーナー

Aコース

4コーナー

Aコース

直線

Aコース

①第3回東京競馬終了後、傷んだ内側を中心に約32,000平方メートルの芝張替作業を行いました。その後、肥料散布・散水等の生育促進に努め、8月下旬にオーバーシードとして洋芝を播種しました。野芝および洋芝ともに順調に生育しており、全体的に良好な状態です。

②3コーナーから4コーナーの内柵沿いに傷みが出始めました。

③3コーナーから4コーナーおよび正面直線の内柵沿いに傷みがあります。

JRAの発表は①が1週目②が2週目と追記していく形式。

当たり前の事ではあるが週を重ねる毎に文言が渋っていく。3~4コーナーにかけては内側の芝がかなり削られているので向こう正面スタートで最初のコーナー(3コーナー)まで直線的にインを走る今週の1600mの内枠は露骨に不利。

昨年①番枠から勝利し、似た条件となるヴィクトリアマイルでも②番枠から奮闘したソングラインがこの春安田記念を制したのは記憶に新しいが、彼女は三歳時にNHKマイルカップでもあわやの2着した馬であり、基礎能力が違う上にコース適性も高い。

そして過去10年の富士Sで白黒帽から馬券内に突入したのは他にダノンプラチナ(2回)とレッドオルガの2頭のみ。今年は未だ重賞未勝利の①エアロロノアや肝心なところで詰まる②タイムトゥヘヴンが人気を吸ってくれるのは非常に有難い。

来るとすれば今夏に未知の突出した能力が開花した場合等に限るので、そう考えない人は①~④は素直に黒のマジックで馬柱を塗り潰して12頭立てにしよう。

東京競馬場:コース図

引用:JRA

日本ダービーやジャパンカップをはじめ、数々のビッグレースが行われる東京競馬場は、日本競馬の「顔」と呼ぶにふさわしいスケールの大きな競馬場だ。コースは左回りで、芝の1周距離は2083.1メートル(芝コースの距離についてはAコースの数値を用いる)、直線の長さは525.9メートル。幅員も最大41メートルと非常に広い。

起伏の構成もチャンピオンの座を争うコースにふさわしいハードなもの。ゴールを起点に追っていくと、1コーナーから向正面半ばにかけて高低差1.9メートルの長い下り坂が続き、その直後、3コーナーの手前には、高低差1.5メートルの上り坂が待ち受ける。 最初の坂を上りきった後は短い平坦部分を挟んで下り勾配が続き、4コーナーの手前からは再び若干の上り勾配に。そして直線、残り460メートル地点から300メートル地点にかけては2つめの上り坂が設けられている。中山や阪神に比べると勾配自体はなだらかでも、高低差は2メートルに及ぶこの坂を上り切った後も、300メートル(函館・芝コースの直線の長さとほぼ同じ)走ってようやくゴールにたどり着く。コースを1周する間に“2つの坂”を上り下りするレイアウトは福島も同じだが、スケールは段違いなのだ。

新潟などのローカル場と違い、カーブの半径がゆったりしているため、コーナーでゴチャつく可能性も低い。さらに広々とした幅員をいかし、4つ(A、B、C、D)のコースを使い分けることによって、馬場の傷みの分散化が図られている。様々な面から“紛れ”の介在する余地が小さいわけで、馬の能力がストレートに反映されやすいコースと言える。

一方のダートコースは1周距離が1899メートル、直線の長さが501.6メートルと、正真正銘、日本一のスケールを誇る。バックストレッチとホームストレッチに2つの坂が設けられている起伏構成は芝コースと同じだが、直線の上り坂の高低差は2.4メートルと芝コースを上回る。こちらも非常にタフでハードなコースなのである。

それだけに新潟の外回りコースと同様、直線の末脚比べとなるレースが多い。差し、追い込み馬の活躍が他場以上に目立つこと、まくりはあまり決まらないことも新潟・外回りとの共通項。早くに動いて押し切るのは至難の業ということだろう。

ダートコースはフェブラリーS(GⅠ)の舞台となる1600メートルのみが芝スタート。また、障害レースは固定障害の専用コースを使用して争われるが、年に2回の障害重賞(東京ジャンプS、東京ハイジャンプ)では通常時より難易度の高い“重賞仕様”の障害(大いけ垣、大竹柵)が設置される。

文:石田敏徳(2019年9月時点)

今週の有利枠・不利枠

芝1400m フラット・展開次第

出来れば静観。

 

芝1600m 内枠不利

なぜか外枠が嫌われる競馬界なので個人的に大好物でドル箱。開催が進むと内枠が死ぬので結婚できるレベルに好き。

 

芝1800m 外枠不利・基本静観

スタートから向こう正面の合流まで約150mしかなく、外枠を引く時点でツキがない。多少インが荒れて来た今週は少し和いでカオス。静観する勇気を。

 

芝2000m 圧倒的に外枠不利だが今週は微妙

超絶欠陥コースで多頭数の外枠引いたら人気でも軽く飛ぶ。但し今週は向こう正面のインが荒れ気味なので12頭以下のレースがあれば嫌われる外枠を買う手もアリ。

 

芝2400m 外枠不利

とはいえ12頭くらいまでの頭数ならさほど気にしなくて良い。今週はナシ。

 

芝2500m 2400mよりは平等

今週はナシ。

 

ダート1600m 断然外枠

芝スタートのダートは競馬場を問わず恒常的に断然外枠有利。これは抗いようがない事実。

 

 

結論

  • どの距離でも差し届く
  • 高速馬場
  • 1800m2000mの外枠は頭数にもよるが「アリ」
  • 1600mの内枠はノータイム消去

今週のおすすめ

土曜

9R ②チャンスザローゼス POG馬なので重賞勝ちはほぼ確定クラス。中京開幕週の激爆スローを残り100だけで差し切った⑥オープンファイアとの一騎打ち。どちらが勝つかはデキ次第か?

11R ⑩セリフォス 鬼調教の能力上位の絶好枠。藤岡佑でも来る。穴は好調教馬を少し買いたい。→今週の追切特注馬

日曜

9R ⑤シンシアウィッシュ ④ルージュと馬連1点。さすがにこの2頭が一勝クラスはない。

他場

10/22~23 阪神 菊花賞(G1)

10/22~23 新潟

 

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