【今週の馬場考察】1/5~9 中山 中山金杯(GⅢ)フェアリーS(GⅢ)

今週の馬場考察

新春のお慶びを申し上げます

昨年はスペースやツイキャスなどを通じて多くの凄腕の方と交流を深めることで実りの大きな年とすることが出来ました。皆様にとって2023年が素晴らしい一年となりますよう心よりお祈り申し上げます。

令和五年元旦 ぽぽん

 

中山競馬場の馬場状態

それでは新年一発目の馬場考察。張り切って行きますよ。

今週からⅭコース(Aコースから6m外に内柵を設置)に替わり、コース形状からも外は荒れにくいため、少なくとも金杯当日の馬場状態は相当良好と見る。概ね年末より1秒以上タイムは速くなり、全コース共通で内枠先行馬が有利な条件となるだろう。

3コーナー

4コーナー

直線

①(金杯)今開催はCコースを使用します。コースの変更に伴い傷んだ箇所は概ねカバーされましたが、正面直線の内柵沿いに軽微な傷みがあります。その他の箇所は概ね良好な状態です。

①(フェアリーS)正面直線の内側に傷みがありますが、その他の箇所は概ね良好な状態です。

JRAの発表は以上。

見たところ最終コーナー入り口までは完全に内枠の逃げ先行馬にアドバンテージがある。直線はほんの僅かに外が良いがまだ気にする程ではなく、ほぼフラットと見て差し支えないだろう。

中山金杯は差し馬の好走も目立つ。ハンデ戦という側面があるため能力上位の馬は脚質を問わずどこからでも来るので一見騙されやすいが、A→Ⅽで6mもラチが移動するコース替わり週で外枠や後方勢が有利となることは考えない方が良い。

中山競馬場:コース図

引用:JRA

中山競馬場の芝コースには「内回り」と「外回り」の設定がある。2つのコースは2コーナーで分岐し、3コーナーで再び合流。もともとは3コーナーから向正面奥にかけて新設された芝1200メートル用の走路を、その後、さらに延伸して2コーナーにつなげ、現在のレイアウトになった。ちなみに、有馬記念が行われる芝2500メートル戦は内回りが舞台だが、スタート後、まっすぐにコーナーへ進入できるよう、発走地点は外回りコース上に設けられている。

外回りコースに比べ、2コーナーと3コーナーのカーブがかなりタイトな内回りコースは、見た目通りの「小回り」コース。実際、内回りコースの1周距離(1667.1メートル。芝コースの距離についてはAコースの数値を用いる)は札幌競馬場(1640.9メートル)と大差なく、310メートルという直線の長さも、いわゆる4大場(東京、中山、京都、阪神)の中ではもっとも短い。1周距離が1839.7メートルという外回りコースはともかく、内回りコースのサイズは「少し大きめのローカル場」と表現するのが当たっている。

とはいえ、コース全体の高低差は内回り、外回りとも5.3メートル。JRA全10場の中でも最大(次位は京都競馬場・外回りの4.3メートル)で、2階建ての建物に相当するこの高低差が、中山のレースに独特のアクセントを加えている。

全体の起伏を見ていくと、ゴール地点から1コーナーにかけて上り勾配が続き、2コーナーの手前で最高到達点を迎える。内回り、外回りとも、そこからは下り勾配に転じ、間に平坦部分を挟みながらホームストレッチ半ばの最深部まで延々と長い下り坂が続く。そして、ゴール前に待ち受けるのが中山名物の急坂。残り180メートルから残り70メートル地点にかけて設けられている上り坂の高低差は2.2メートル、最大勾配の2.24%も10場最大で、馬たちにとっては文字通り、“最後の難関”と言える。

一方のダートコースも、起伏構成は芝コースとほぼ同じ。1周距離が1493メートル、直線の長さが308メートルと、全体のサイズは「ローカル場を少し大きくした程度」に過ぎないが、全体の高低差は4.5メートルにも及び、ゴール前には芝コースと同様の高低差がある急坂が設けられている。

さて、2コーナーから下り勾配が続き、直線も短い中山のレースは、総じて瞬発力勝負にはなりにくい。直線の長いコースでは残り600メートル地点くらいからペースが上がるのが一般的だが、中山ではペースアップのタイミングが早く、瞬発力より持久力勝負を得意とする馬がしばしば台頭。また、軽快に飛ばしてきた馬が直線の急坂で失速し、形勢が一変することも多く、スリリングな攻防からは最後まで目が離せない。

コースは右回りで、ダートのレースは1200メートルのみが芝スタート。起伏に富んだ地形は障害コースにも上手く生かされており、深い“谷”を上り下りする坂路障害も中山の名物だ。春の中山グランドジャンプ、暮れの中山大障害と、1年に2回しか使用されない襷コース(通称・大障害コース)には、大竹柵、大いけ垣という、こちらも名うての難関が設置されている。

文:石田敏徳(2019年9月時点)

今週の有利枠・不利枠

芝1200m 内枠有利

この形で外枠にメリットはないのだがどういうわけか内外の馬の成績に大きな開きは無い。ペース次第でどうにでも転ぶため脚質もそれほど問わない難解なコース。

正直言って好きな条件ではないので基本的にパスすべきところ。

 

芝1600m 内枠有利

外枠は引きたくない形態。そしてここは魔窟。

 

芝1800m 内枠有利

スタートから最初のコーナーまで205mしかなく、外枠を引く時点でツキがない。それが開催序盤ならなおさら。

 

芝2000m 中枠有利。外枠やや割引。

中山で唯一常識的なコース。直線に全開催の痛みがほんの僅かに残るので最内よりは中。

  • 開催序盤は外枠少しだけ割引。
  • 開催後半になると内枠は荒れ地。

 

芝2200m(外回り) そこそこフラット

2000mほど平等ではないが1600mや1800mほど理不尽に外不利なわけでもない。

 

芝2500m 内枠有利

有馬記念(G1)を始めとする中山の高格レースの舞台。多頭数の外枠には容赦ない厳しさを誇る。

 

ダート1200m 断然外枠

芝スタートのダートは競馬場を問わず恒常的に断然外枠有利。これは抗いようがない事実。

 

 

結論

  • 初週は1600と1800の内枠で様子見。
  • ダートはゴツ目のパワー型。
  • 3歳重賞・3歳リステッドのワイドは払い戻し率5%UP。

今週のおすすめ

木曜

9R ⑩ウィルソンテソーロ ⑪⑫②を相手に 1着

10R ⑪ニシノライコウ ここは不自然に上位に人気が偏り過ぎのレース。ペース配分一定の逃げならここでも。 2着

11R ⑤フェーングロッテン 菊の外枠ですら買った馬を中山開幕週2000の⑤で買わない理由はどこにもない。一週前追いも絶好。 3着

12R ①ローシャムパーク GⅡで先着された2頭は菊の1~2番人気。 1着

土曜

9R ⑫ミトノオー 激太めで超イレコミ大発汗の前走は度外視。ペリエールやスクーバー、ニシノカシミヤのいるレースで巧也が乗って5番人気に支持されたからには何かしら理由があるだろう。 1着

11R ②エイシンチラー 不遇な一年を過ごしたが鞍上ミルコに復活し絶好枠。相手本線追い切り◎① 4着

12R ⑤ベルクレスタ 枠次第ではGIでも馬券になれたレベルの馬が下級クラスに出走なら黙って軸。 6着

日曜

2R ①ドレミファニー 見栄えする馬体なので10倍ならまだ買える。見限るとコロされる系。1着

7R ⑯フミチャン 西塚から解放され勝機を得た。皇成でもいくらかは鞍上強化になる。 3着

10R ③ハーモニーマゼラン 前走9カ月ぶりゴミ枠。今回叩き2走目絶好枠。 12着

11R ⑨ニューモニュメント ランク一枚上。相手①⑩。 1着

月曜

5R ②エッセレンチ 前走の負けは油断騎乗。1着

8R ⑨アウトパフォーム 戸崎も2回目で10倍あるなら。12着

10R ④サンストックトン 全2走は3着馬を大きく離した一騎打ち。昇級即通用。2着

他場

1/5~9 中京 京都金杯(GⅢ)シンザン記念(GⅢ)

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プロフィール
ブログ管理人
ぽぽん

【競馬歴】ミホシンザンが春天を制した日に父に東京競馬場に連れて行かれてから36年。初恋はダイナアクトレス。
【卒論】ヘイルトゥリーズン系の今後
【職歴】大学卒業後大手飲料メーカーに就職も博打の方が数倍割がいいので退職。4号機時代を全力で堪能したあとは体力の限界で引退。心を入れ替えて会社員に戻るも超つまんないので2022年に起業。
【お住まい】千葉県の農地

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