【第69回安田記念(GⅠ)】春天とダービーで2着惜敗の男が意地を見せる

重賞展望

こんにちは。二強対決に胸躍るぽぽんです。

資金稼ぎに行った鳴尾記念ですが、ブラックスピネル皇成が見事な騎乗をしましたね。

タニノフランケルにしっかり鈴を付けに行ったらそのタニノフランケルが全く行く気を見せないという流れ。

前が止まらない開幕週の阪神で楽に行けたらそりゃ残ります。

◎ギベオンはさすが福永といったところで安定の出遅れから後方待機して届かずの4着。プリモシーンのVMはこの必殺技に期待だったのですが出す場所間違えました。

というわけでややヒドイ目に遭いましたが気に留めず、今日の第69回安田記念(GⅠ)を楽しみましょうか。

 

 

 

 

 

 

枠順

人気馬は外枠がやや不安視されていますが、何万回か書いているように府中の芝1600mに枠順の有利不利はほとんどありません。

馬場状態や使用コースによって変わる2400mや、スタートしてすぐコーナーの2000mと比較しても、1600は遥かにフラットなコースであり、私個人としては府中において真のチャンピオンコースはココという認識があります。

絶対に前に行く!って覚悟を決めた馬は脚を使わされるのですが、それは世界中のどのコースでも変わりのない事。

それでは今日も全頭考察していきましょう。

 

 

 

 

 

 

①ケイアイノーテック

昨年のNHKマイルは馬場と展開を読み切った藤岡の好騎乗が導いた勝利。

力は一枚落ちますが、隣が速いので思い通りの位置で事を運べるのは間違いありません。

 

 

 

 

 

②アエロリット

全く仕上がっていなかった前走VMは完全に度外視。

その状態で前半1000m56.1の廃ラップ逃げを打てば並みの馬なら15着が関の山ですが勝ち馬から僅か0.4差の5着。

前の止まらない高速馬場で1.30.9という走破時計と、勝ち馬であるノームコアの故障でレース後のダメージが懸念されていますが、あれはこの馬にとって強めの調教だったと強引に結論付けました。

なにより少し脳裏を過った「もしかしてちょっと衰えた?」という不安を払拭したのが大きいです。

今回は強力な同型は一切不在。そして今までこの馬を潰しに行った馬は悉く轟沈している事から、他馬も腫物を扱うように進めなければならず、無理に競りかける馬がいるとすればせいぜいグァンチャーレくらいでしょう。同じノーザンのロジクライがわざわざ競りかけないので。

この速力の馬が4角まで楽に一人旅を打ったらどうなりますかね。

 

 

 

 

 

 

③サクラアンプルール

有馬記念コース専用馬。なぜ府中マイル?

 

 

 

 

 

 

④サングレーザー

昨年の福永から大幅な鞍上強化ですが、果たして一年ぶりのマイルである程度の位置に付けられるかどうか?

差しも決まる馬場とはいえあまりにも後方からでは届かない不安の方が大きいです。

 

 

 

 

 

 

⑤インディチャンプ

東京新聞杯は鞍上の十八番である出遅れからの早仕掛けという中、100%馬の能力だけで勝ち切った荒っぽいレース。

一躍この安田の有力候補として浮上しましたが、前走マイラーズカップでダノンプレミアムに格の違いを見せつけられてしまいました。

 

 

 

 

 

 

⑥グァンチャーレ

お願いだから大人しくしててください。

むしろ無理な事しなければ展開的には良いから着くらい拾えるかもしれない。

 

 

 

 

 

 

⑦モズアスコット

フランケル産駒は一度歯車が狂うと止まらないような傾向があるのですが、今週の追切りは本気度Sクラス。

府中マイルGⅠは案外リピーターが幅を利かせるコースでもあるのは周知の通りで、坂井瑠星が駆るのはもしかすると二匹目のヴィルシーナかも。

 

 

 

 

 

 

⑧ステルヴィオ

好枠な上、いい位置に付けられる脚力も持ちますが、毎日王冠のレースを見てもまともに走ったアエロリットを捕らえる事は難しい。

とはいえ我慢の後方待機では届かないとくればヒモまでの評価が妥当。

 

 

 

 

 

 

⑨スマートオーディン

これはまぁ後方一気でしょう。届きません。

 

 

 

 

 

 

⑩フィアーノロマーノ

実績的には昨年のモズアスコットと同じくらいの馬で、番号も一緒ですが川田から北村友一へのスイッチは大きなマイナス。

早仕掛けするでしょうけどちょっとやめてほしいですね。

 

 

 

 

 

 

⑪エントシャイデン

終いキレますが後方からでは届きません。

 

 

 

 

 

 

⑫ロードクエスト

メジャーエンブレムの2着したコースで嬉しい初GⅠと行きたいところでしょうけれど後方一気は難しい。

 

 

 

 

 

 

⑬ペルシアンナイト

右回り、特に京都なら買います。

 

 

 

 

 

 

⑭アーモンドアイ

泣く子も黙る5冠牝馬であり、もしかすると世界最強かもしれない日本競馬の至宝アーモンドアイがなぜここに?

ドバイを現地やテレビで見ていた方ならお分かりいただけると思いますが、レースは違えど同じ人気馬でレイデオロは全く調子悪そうだった半面、アーモンドアイは万全のデキ。

外国であの仕上げで帰国戦を100%に持ってくるとは考えにくく(当日見ないとわかりませんが)、付け入るスキがあるとすればそこですね。

どの馬もアーモンドアイを基準にレースを進めるのは間違いないのでアエロはそのコンマ数秒のアドバンテージを得られるのも大きいのです。

 

 

 

 

 

 

⑮ダノンプレミアム

外枠が不安視されていますが前述の通りそれは気にしないでいい部分。

この馬の速力なら出たとこの流れに乗って進めるはずで、川田が追ってでも前に付けるような愚行を犯すとは思えません。

スタート次第の位置取りになると想定すれば、5~7番手追走でもOKと私が川田なら考えますけれどもファンの思考は

前に行きたいのに外枠かよ><;

 

ここまでこの芋サイトを読んで下さるような方は確実に競馬を理解していると思われますが、そうでもないという謙虚な方のために貼っておきます。

死んでも逃げるという馬以外に外枠不利が生じる理由があるなら教えて欲しい。

 

 

 

 

 

 

⑯ロジクライ

こうしてみると番手を狙う馬はそれなりの数がいます。

これらの馬はダノンプレミアムにまず飲まれるのでオミットでよいでしょう。

 

 

 

 

 

 

第69回安田記念(GⅠ):まとめ

◎ ②アエロリット

○ ⑭アーモンドアイ

▲ ⑮ダノンプレミアム

△ ⑦モズアスコット

 

不動の展開利を味方に付ける②アエロリットが逃げ狂うところをダノンとアーモンドが必死に捕らえにかかるゴール前。うっかり2強のどちらかが間違えると調教抜群の前年覇者が忍び寄る。

今年の1~2番人気と前年の1~2着しか買わないという意外にお粗末な結論になりました。

 

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プロフィール
ブログ管理人
ぽぽん

【競馬歴】ミホシンザンが春天を制した日に父に東京競馬場に連れて行かれてから36年。初恋はダイナアクトレス。
【卒論】ヘイルトゥリーズン系の今後
【職歴】大学卒業後大手飲料メーカーに就職も博打の方が数倍割がいいので退職。4号機時代を全力で堪能したあとは体力の限界で引退。心を入れ替えて会社員に戻るも超つまんないので2022年に起業。
【お住まい】千葉県の農地

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