【第164回天皇賞・秋(G1):回顧】2頭の最強馬を退け、世代交代を成す。

重賞レース回顧

10/31㈰、東京競馬場で行われた第164回天皇賞:秋(G1)はエフフォーリア(牡3、美浦・鹿戸雄一厩舎)が1:57.9秒(良)で優勝。横山武史騎手は先週の菊花賞に続いてのG1連勝。嬉しい天皇賞初制覇は同時に史上初となる父子三代制覇となった。

昨年の3冠馬コントレイルがグランアレグリアを最後クビ差交わして2着。ほぼ下馬評通りの堅い決着となった。

 

 

 

 

第164回天皇賞・秋(G1)

枠順

誰もがご存知の通り東京芝2000mは圧倒的に外枠不利。ここで内枠有利という表現をしないのは、外からワラワラとインを狙う各馬に2コーナーの入りでカットされる危険があるので、「内なら内ほど良い」と言えるほど単純ではないからだ。

今回は3強の能力が突き抜けているのに3頭とも①⑤⑨と好枠。反対に、せめてもの一角崩し候補として名前の挙がっていた⑭カレンブーケドールや⑮ヒシイグアスには厳しい枠だった。

 

 

 

 

 

レース展開

ゲートでイヤイヤしてるコントレイルに強烈な不安を覚えたがなんとか落馬をこらえて一安心。しかしながら行き脚は一息で何とか中団にとりつくのがやっと。

逆に、スタートから典弘パパがペースメーカーを務める子煩悩振りを発揮し、グランアレグリアは2番手追走。それを見ながら6番手を進むエフフォーリアにとってはこの上ない展開。

1000m通過は60.5秒のスロー。ラストの瞬発力勝負に持ち込めば距離に一抹の不安のあるグランアレグリアにも風が吹く流れ。負けた事をあれこれ言われてはいるが、ルメールは何も間違った事をしていない。馬の力を信じて早め先頭で押し切る作戦はアーモンドアイで何度も成功させている。

なお、上手く乗ったのは戸崎・カレンブーケドール。好発からあっというまに外枠の不利を最小限に先団へと付けた。惜しむらくはレース選択のミスであり、是が非でもタイトルを獲らせたいのであれば現役屈指の3頭との対戦を避け、2週後のエリザベス女王杯に向かうべきであった。

直線

ルメール・グランアレグリアがアーモンドアイのレースをなぞるように先頭に立ち押し切りにかかるが、外からエフフォーリアとコントレイルが差を詰める。

役目を終えた典弘パパは自分の馬をそっちのけに武史を横目で見て応援。

パパの援護もあり、武史・エフフォーリアは2着コントレイルに1馬身差を付けて快勝。2002年シンボリクリスエス以来4頭目となる3歳馬による天皇賞制覇を成し遂げた。

まとめ

勝ったエフフォーリアはこれで6戦5勝(5.1.0.0/6)となり、皐月賞に次ぐG1制覇で年度代表馬に大きく近づいた。

年内限りで引退の最強馬2頭を従えての戴冠は世代交代を強く印象付け、今後はこの馬を中心として日本競馬は回っていくことは間違いない。

気になる次走だが、JCならダービー馬シャフリヤール、有馬記念なら菊花賞馬タイトルホルダーとの強力3歳決戦が見られる事になるが、どちらになっても既に楽しみで仕方がない。

 

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