【今週の馬場考察】8/20~21 札幌 札幌記念(G2)

馬場情報

札幌競馬場の馬場状態

第1回と第2回を立て続けに開催するため7週続く札幌の5週目。

8/21㈰の札幌記念(G2)には令和の白い妖精ソダシが登場。俄然盛り上がりを見せる中、突如JRAから施設内で撮影した写真等をSNSで公開しないようにとのお触れが出たようだ。

一部の極悪マナー層の振る舞いは場所を問わず他人に迷惑を掛けるもので、普段からマナーを守って好きな馬、応援する馬の写真を楽しく撮影している大多数の写真家の方々には気の毒と言う他ないが、いくらなんでもそこまで徹底して取り締まることは無いと思われるので引き続き経過を見守りたい。

さて、今週から3週はⅭコース(Aコースから3m外側に内柵を設置)で行われる。直線は266.1m→269.1mと僅かに伸びたが、小回り向きの先行力とコーナリングの上手さが求められるのは北海道の常。

先週同様雲行きが怪しく土曜日は午前中から雨予報。なお、日曜は晴れるので札幌記念までに資金をショートさせるようなことのないように気を付けていただきたい。

馬場の変遷

それではコース替わりがどのように景色を変えたか見て行こう。

A開幕(上)~A最終週→Cの今週(下)

3コーナー

Aコース

Cコース

 

4コーナー

Aコース

Cコース

 

直線

Aコース

Cコース

 

今週からCコースを使用します。コース内側にカバーしきれない傷みが部分的にありますが、概ね良好な状態です。

JRAの発表は以上。

先週~先々週は3~4コーナーの痛みがカギになるとお伝えした。

しかし、ご覧の通り今週はコース替わりによってそれがほぼ解消されている。

毎週馬場考察を読んで下さっている読者の方々はもうお分かりだろう。

今週は1500m、1800m、2600mの内枠先行馬を主軸に置けばいい。

1200mと2000mはフラットから外寄りに移行しつつあったが、こちら2つの距離は一旦おいておこう。

札幌競馬場:コース図

引用:JRA

コースは右回り、芝、ダートともに特筆するほどの起伏は設けられておらず、「ほぼ平坦」なつくりの札幌競馬場には、ユニークな特徴を指摘できる。コースが全体的に“丸っこい”ことだ。

芝コースの1周距離は1640.9メートル(芝コースの距離についてはAコースの数値を用いる)と、ローカル場のなかでは標準以上の大きさを誇るのに、4コーナーからゴール板までの距離(266.1メートル)は、函館(262.1メートル=A、Bコース使用時。全場のなかで最も短い)とほとんど変わらない。しかも直線の半ば過ぎにゴール板が設けられている函館と違い、札幌のゴール板は1コーナー寄りに設置されている。従って実質的なホームストレッチの長さ(4コーナーから1コーナーまでの距離)は、函館よりも短い計算になる。

札幌の場合、4つのコーナーはそれぞれ半径が大きく、“緩やかで大きなカーブ”で構成されている。コースの全長のなかでコーナー部分の占める割合が多く、そのかわりに、直線部分が短くなっているというわけだ。一般的な競馬場を楕円形とすれば、札幌は「円形に近い」競馬場なのである。

芝コースの内側に設けられているダートコースも、ほぼ同じようなレイアウト。1周距離は1487メートルと、ローカル場のダートコースのなかでは中京に次ぐ大きさを誇るが、直線の長さは264.3メートルしかない。ちなみに中京のダートコースは1周距離が1530メートル、直線の長さが410.7メートルである。2つの競馬場のサイズを比較すれば、札幌がいかに独特な形状をした競馬場なのかがお分かりいただけるだろう。

スパイラルカーブは採用されておらず、直線も短い。そんなレイアウトから浮かぶイメージ通り、後方一気の追い込みタイプは苦戦傾向にある。しかし半面、レースの決まり手に「捲り」が占める割合は他場との比較でもかなり高い。コーナー部分が多いだけに、馬群の外々を回れば距離的なロスは大きくなるが、早めにスパートをかけてくる追い込み馬には警戒が必要だ。そうした仕掛けのタイミングも含め、東西のトップジョッキーが集結する札幌開催では、騎手同士の駆け引きも大きな見どころと言える。

函館同様、芝コースが「オール洋芝」であることも札幌競馬場の特徴のひとつ。洋芝は北海道以外の競馬場のベースに使われている野芝に比べ、寒冷な気候に強い、芝のマット層による保水性が高い、耐久性はやや見劣るなどの特性を持つ。品種の違いに由来してか、野芝がベースの競馬場より走破時計は若干、遅くなりがち。少し時計がかかる馬場や北海道の芝コースを得意にしている“洋芝巧者”は、近走の成績によらず警戒が必要だ。

もっとも、札幌の芝コースは水はけが抜群で、馬場状態が重になることは滅多になく、不良にいたってはこれまでなったことがない。路盤構造や開催時期の違いも背景にあるとはいえ、同じ洋芝馬場でも「函館ほど雨の影響は受けにくい」ことは覚えておきたい。

文:石田敏徳(2019年9月時点)

今週の有利枠・不利枠

芝1200m フラット

2コーナー付近のポケットからスタートで、3コーナーまで向こう正面約400mを走るため枠順による影響は低めだが、開催が進めば内は徐々に不利になって来る。

芝1500m 内枠有利

札幌にしか芝1500mはない。滅茶苦茶特殊なコースで最初のコーナーまで斜めに約170mを走るこんな変則コースで外枠を引いてる場合ではない。

芝1800m 内枠有利

最初のコーナーまで約180m。多頭数で人気馬が外枠を引いたら黙って消しに行く。

芝2000m 所謂ちょうどいい枠がベター

4コーナー奥のポケットからのスタートで1コーナーまでの距離は約380m。これより短い距離に比べれば枠による影響は小さい。もちろん外枠は自動的に嫌われ人気的には旨みがあるのだが、札幌芝は露骨に有利不利の出る1500mと1800mに絞って望む方が良いとは思う。

芝2600m (多頭数なら)内枠有利だが地力優先

向こう正面スタートで最初のコーナーまで約160m。この時点で外枠は嫌われるのだがどういうわけか内枠の成績がイマイチの謎コース。

ローカルの長丁場はそうそう多頭数になることも無く、結局地力が上の人気馬が活躍する傾向にあるので、あまり枠は気にせず強いと思われる人気馬を主軸に馬券を組み立てるのが良い。

結論

  • 土曜は雨が不穏なので功を焦らずに
  • Ⅽコース替わりで1500m、1800m、2600mの内枠先行馬狙い
  • 1200mと2000mは基本的に静観
  • 札幌記念(G2)はソダシのデキが抜けている

今週のおすすめ

土曜

5R ⑫エコロジョイアー スピードある。痛恨のクソ枠だが4倍あれば

7R ⑬トーセンシエロ 前回ゴミ枠から好走

日曜

11R ⑩ソダシ 他の馬と追い切りの動きがまるで違う。パンサラッサがスタートで安め打つことを祈って仕上がり8分程度の④ジャックドールを相手に。

12R ⑦ヤマニンルリュール 前走は色々ツイてない。今回も勝ち負け

他場

8/20~21 新潟

8/20~21 小倉 北九州記念(G3)

優駿 2022年 08 月号 [雑誌]
2022上半期のHEROたち
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