【第70回ラジオNIKKEI賞(G3)回顧】レース後のSNSはやり場のない怒りに溢れる

4日㈰、福島競馬場で行われた第70回ラジオNIKKEI賞(G3)は4番人気のヴァイスメテオール(牡3、美浦・木村哲也厩舎)が2着ワールドリバイバルに2馬身半差の完勝で初重賞制覇を飾った。稍重馬場の勝ち時計は1:48.0。

 

 

展望無しの回顧

宝塚記念(G1)が終わり、夏競馬が始まって以来まだ一度も展望を書いていない。

只でさえ不確定要素の多いローカル開催で、灼熱の日々を満足に休養に充てることすらままならない馬が大半を占める夏競馬に於いて、読みや相馬眼などほぼアテにならない。

即ち、夏競馬を勝ち切る必須アイテムは「呆れるほどの運」もしくは「本物の裏情報」となる。

閲覧して下さっている方には申し訳ないが、当サイトの管理者はそんなモノは持ち合わせていない。

夏競馬は「観る期間」であり、「勝つ期間」ではないのだ。

 

 

仮に展望を書いていたら

  • ボーデンが能力最上位。雅は重賞初Vチャンス!
  • アサマノイタズラ嶋田。皐月賞の吐血級駄騎乗はここを勝つための礎!

そんな5流記事を延々と綴っていただろう。

大半のファンも危惧していたこの2頭の秘める危険度は並大抵のモノではなく、それを承知で、さも自信ありげにそんな駄記事を書けたものではないという心情をご理解頂きたい。

「最強説」は無料サイトとはいえ、折角時間を割いて目を通して下さっている閲覧者の皆さんには負けて欲しくないのだ。

 

 

上位入線馬短評

優勝したヴァイスメテオールは中団を進み、勝負所でガンガン押しての差し切り勝ち。

前残り濃厚な流れをあの競馬で2馬身半差は見事だったと言えよう。

2着ワールドリバイバルはソツ無くインの3番手を追走。

開幕週のお手本のような騎乗で、追い出しも最も我慢出来る展開でありながらの2着は好走ではあるが、同時に完敗と言わざるを得ない。

次回人気なら疑ってかかるべきかもしれない。

3着ノースブリッジは持ち前の先行力を生かしての好走。

彼はまだ自己条件を走れるので引き続き注意が必要だろう。

 

ボーデンとアサマノイタズラ

レース後、むしろ勝ったヴァイスメテオール以上にSNSを賑わしていたのがこの2頭ではなかろうか?

ボーデンは4.8倍の1番人気に支持されたがスタートでぶつかる不利を受け、後方からのレースを余儀なくされる。

そのまま4角手前まで待機し超大外ぶん回しで6着。

一方9.5倍の5番人気に支持されたアサマノイタズラは、開幕週の福島で好発を決めながら控え、1コーナーを後方5番手で回り、勝負所でもほぼ最後方になるまで微動だにせず仕掛け遅れ。

4角過ぎてはただひたすら前が壁で12着に沈んだ。

どこの掲示板を見ても雅と嶋田への恐ろしいほどの恨み節で溢れていた。

 

 

悪いのは騎手なのか?

先に言っておくと雅と嶋田は下手に乗っている事は間違いない。買っている側からすれば嘔吐・眩暈・吐血その他諸々の身体的異常を引き起こしても全く不思議ないほど悶絶レベルに下手だった。

とはいえ大半のファンは、このレースは駄騎乗ありきを踏まえてのオッズであったことを重々承知していたハズである。

  • 雅は若手の中では別に普通だが、数年前ほど良くもない上にテン乗りで馬も緩い仕上げ。
  • 嶋田は水仙賞と皐月賞で超絶駄騎乗をしながら未だ温情采配が続いている。

普通に考えてこの2頭がこのメンバーで5倍、10倍のワケがなく、危険察知能力の高い人間がこれを避けたのがオッズに表れていた事は明らかである。

にもかかわらず危険を承知で買った以上、雅や嶋田より下手なのは購買者自身であったと捉えるべきではなかろうか?

我慢するのも、丁半博打で勝負もその人次第なのだ。

馬券は自己責任だと川田も言っている。

 

2頭の能力

結果的にボーデンとアサマノイタズラの能力を信じて買った方は地獄を見たのだろうが、能力測定の観点からは正しいように思う。

私もソッチ側の人間だからそうでないと困るのだ。

この結果だけ見て、ハイレベル共同通信杯(G3)で2着したヴィクティファルスがなんとか勝てたようなスプリングS(G2)を低レベルと言ってしまうような人もいるが、そこで6着に完敗した馬が今回2着している事にすら目が届いていないのは不憫に思う。

えげつないミスで大敗した馬がそのまま長期スランプに陥る事がままあるので不安は拭えないが、ボーデンもアサマノイタズラもいずれは重賞を勝てる器。

今回地獄を見たなら自分の失敗と潔く諦め、後は関係者の英断を祈りながらその日を待とうではないか。