今週の馬場考察

【今週の馬場考察】3/23~24 中京最終週 高松宮記念

2024年中京競馬3週目。 3週6日間のショート開催なので今週は最終週となる。 なお、日曜(24日)は高松宮記念(GI)が施行される上に『JRAウルトラプレミアム・ロードカナロアカップ』で、払い戻し率が一律80%+売り上げの5%相当額上乗せという大イベント日。 中京の金曜発表のクッション値は驚異の10.4ととんでもなく固いが、土日共に雨なので1mmも参考にならない。 土曜のスタートからイキナリ湿る以上は高松宮記念の頃にはしっかりと耕やされていることだろう。特に内埒沿いは既にハゲて来ており、先週のパトロールビデオをくまなく見ると、大部分の上位入線馬は直線で内3~4頭分くらいは開けるように進路取りしていた。 高松宮記念の芝1200mは外枠不利が定説ではあるが、極端な内もこうなってくると具合が悪い。昨年は①トゥラヴェスーラが最内枠から突っ込んで波乱を演出したが、あれは超例外的奇跡と考えたほうがいい。 昨年は年末年始~2月頭までほぼ休みなく開催していた中京でここを走る馬を買えるワケがない。 3着に意味不明のイレギュラーが起こったからこそ1~2着はファストフォース→ナムラクレアと至って平穏なのに3連系は荒れた。今思い出しても悔しい。
重賞レース回顧

【第60回金鯱賞(GⅡ):回顧】プログノーシス

2024年3月10日㈰に中京競馬場芝2000mで行われた第60回金鯱賞(GⅡ)は、川田将雅騎手騎乗の2番人気④プログノーシスが優勝。 重賞初制覇となった昨年に続く金鯱賞連覇を飾った。 全く仕上げておらず+9㎏も全て太目。せいぜい7分程度の状態で昨年の菊花賞馬ドゥレッツァ以下を粉砕するのがイクイノックスと戦って来た古馬一線級の力ということか。
重賞レース回顧

【第38回中日スポーツ賞ファルコンS(GⅢ):回顧】ダノンマッキンリー

2024年3月16日㈯に中京競馬場芝1400mで行われた第38回中日スポーツ賞ファルコンステークス(GⅢ)は、北村友一騎手騎乗の7番人気⑮ダノンマッキンリーが優勝。 先週のアスクカムオンモア不正疑惑を払拭するべく頑張る北村。翌週は騎乗停止ということもあり、午後の単勝600万ブッコミ投票に応え、直前の10Rでも16頭立ての12番人気で鮮やかな逃げ切りを見せた。 これまでどう考えても不可解な騎乗を重ねて来た理由も個人的に腑に落ちたし、まともに乗れば上手いから良い馬が回ってくることをようやく理解した。 適鞍が1400mまでな事は誰の目にも既に明らかとはいえ、どうやったらこの馬の単勝を600万買えるのかは知る由もない。