【第8回紫苑ステークス(GⅡ):回顧】モリアーナ

重賞レース回顧

2023年9月9日㈯に中山競馬場芝2000mで行われた第8回紫苑ステークス(GⅡ)は、横山典弘騎手騎乗の4番人気モリアーナが4角最後方から信じ難い豪脚を繰り出し、ほぼ勝利を手中に収めたかに見えた2番人気ヒップホップソウルをゴール寸前で差し切って優勝。

歯痒いレースが続いた春までとは別馬の走りでリバティアイランドへ再度挑戦状を叩きつけた。

2023 紫苑ステークス(GⅡ)

各馬短評

1着 ②モリアーナ
  • 馬体引き締まり状態は〇。但しその上の状態の馬がいる。
  • 伸びあがるようなスタートから行かせも引っ張りもせず馬なり。後方へ。
  • 道中最後方も1000通過58.1(稍重)のハイペース。
  • にしても一見絶望的な4角。

  • 届かないところから届いてV。

  • 先行各馬は2着馬を除き全て2桁着順に沈んだ。この中には1.3番人気も含まれる。
  • 展開に恵まれたとも言えるが、それにしても鮮やかな勝利。
2着 ③ヒップホップソウル
  • 実績上位。
  • 調教ダントツ。
  • 軸不動。
  • 先行馬総崩れのハイペースで4番手から早め抜け出しで勝ち寸前まで持ち込む。
  • 残り200でこいつが負けると思った人はほぼいなかったのでは?
3着 ⑬シランケド
  • 強靭な末脚には見所有りで穴人気。
  • のったりしたスタートで後方。
  • ぴったり折り合って直線勝負へ。
  • 大外からバテた馬を飲み込む。
  • ハイペースの展開利と見るのが妥当か。
4着 ⑤キミノナハマリア
  • デキ不十分。
  • 追走に手間取る。
  • ハイペースでそれが好転し、最後見せ場作るがシランケドに差される。
5着 ⑦ミシシッピテソーロ
  • 結構なメンバー相手に重賞好走の実績。
  • 状態〇
  • 余裕で今レースの惑星。
  • 馬なりで追走、馬なりで上がっていき外から追い上げる。
  • も、5着。おぃおぃ。
6着 ①ミタマ
  • 鞍上は行く気を見せたが出足が悪い。
  • その分が中団での位置取り。
  • 結構な勢いで促すが脚が遅い。
  • 距離伸ばすといいかもしれない。
7着 ⑨フルール
  • 当レースで最もノーマークだった馬。
  • スタートちょっと揉めて後方。
  • 結果展開が向いた。
8着 ⑧ニシノコウフク
  • 状態相当良く人気はクッソない。
  • 穴馬はこれだけなので買うしかない。
  • 終始インビタから直線爆詰まり。
  • 猛蔵・・・・・・・。
9着 ⑮エミュー
  • 調教軽めで舐めプ。
10着 ⑭グランベルナベット
  • 状態は万全。
  • 春に能力は見せている。
  • ③の対抗馬。
  • やや掛かり気味に前へ。
  • 4角前で既に手応え無し。
11着 ⑥フィールザオーラ
  • このペースで逃げて残れたら凄かったけども。
12着 ⑩ソレイユヴィータ
  • 全く体調整わず。
  • 人気。
  • しかも2番手で進んで来れるわけがない。
13着 ⑫アマイ
  • ここ通用の下地もなくハイペースの餌食に。
14着 ④ワイズゴールド
  • 地方で通用しない馬が中央GⅡで通用する道理はない。
  • ゲートで再三立ち上がる。
15着 ⑰ダルエスサラーム
  • 短距離馬なので2000mの話はしない。
16着 ⑯アップトゥミー
  • そこそこ大きな出遅れ。
  • それでもこのペースで後方から何も出来ずはだらしない。
17着 ⑪マーゴットミニモ
  • 微弱な故障があったかも知れない負け方。心配。

まとめ

    • 幾ら開幕週とは言え稍重58.1-59.9の1:58.0は速い。
    • それを誘発したのは言うまでもなくハイペース。
    • 先行集団で頑張ったのはヒップホップソウルのみ。
    • モリアーナは展開に恵まれた面もあったが良い勝ちっぷりだった。
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参考

 

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ぽぽん

【競馬歴】ミホシンザンが春天を制した日に父に東京競馬場に連れて行かれてから36年。初恋はダイナアクトレス。
【卒論】ヘイルトゥリーズン系の今後
【職歴】大学卒業後大手飲料メーカーに就職も博打の方が数倍割がいいので退職。4号機時代を全力で堪能したあとは体力の限界で引退。心を入れ替えて会社員に戻るも超つまんないので2022年に起業。
【お住まい】千葉県の農地

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