【第55回弥生賞(G2):回顧】最初から最後までダノンプレミアム1頭立てのレース

重賞レース回顧

こんにちは。オブセッションがさらに大好きになったぽぽんです。

 

昨日行われた第55回弥生賞(GⅡ)は一番人気の⑨ダノンプレミアムの楽勝で幕を閉じました。

ダノンプレミアムは好発を決めてスローの離れた2番手を進み、何もしてこない後続を楽々抑えて無傷の4連勝を飾ったワケですが、本番皐月賞でワグネリアン以下各馬との差は詰まるのでしょうか。

では上位入線馬と約一頭の総括を始めさせていただきます。

 

 

優勝:⑨ダノンプレミアム

1.8倍の一番人気でのレース。2000mへの距離延長、さらに相手強化でもマイルと変わらぬ強さが見せつけられるのかが焦点となりましたが全く問題にせず楽勝。

これで皐月賞の一番人気もほぼ確定。むしろ皐月は決まったとする向きもあります。

ただ・・・

好発を決めた8枠の両頭、その中でも外から行くサンリヴァルを前に行かせ、自身は離れた2番手を追走。

1000m通過が61.5秒のスローでは後方勢に出番がないのは明白で、直線では馬場のまん真ん中を通って悠々ゴール。

さらに楽な展開だったサンリヴァルをやっとこさ交わした2-3着馬を見ても、展開面で多大な恩恵があったと言えなくもありません。

本番も今回ほど楽な展開になるかはまだわかりませんが、ケチを付けるとすればその部分と行きたがる気性くらいでしょうか。

なにはともあれこれで無傷の4連勝。

2003年エイシンチャンプ以来の朝日杯馬の弥生賞制覇です。

さらに無傷4連勝での朝日杯馬の制覇となると1995年フジキセキ以来23年ぶりの快挙。

フジキセキやタキオンレベルのヤバい馬の匂いが漂ってきましたね。

 

2着:⑧ワグネリアン

あの強い2歳チャンプがスローの2番手を進んでいるのにのんびり後方追走。

3~4角でジャンダルムがダノンを捕まえに行くさらに一歩遅らせての仕掛けでは届くわけがなく、ダノンどころか楽逃げしたサンリヴァルを捕らえるのが精一杯で危うく4着さえ脳裏を過った内容。

福永が超絶に下手なのは十分理解しておりますが、これではワグネリアンの単勝負したファンが哀れでなりません。

とはいえここはトライアル。福永としても元々ここで勝つ意思はなく、どれくらいの脚が使えるのかを試しておきたかっただけかも知れませんし、あの展開ですら2着に飛び込めるのは能力の高さ以外の何物でもないため、「福永でもダービー獲れるかも級」の評価は継続中です。

 

 

3着:③ジャンダルム

ダノンを負かしに行ったのはジャンダルムとサンリヴァルだけ。

最後ワグネリアンに差されて3着だったのは致し方ないところで、この馬の競馬はしていたと思います。

とにかくレースセンスが良いので本番でも好走が可能でしょうが、ホープフルステークスでもあと一押しが足りなかったように、覚醒するにはまだ何かが必要ですね。

 

4着:⑩サンリヴァル

状態の良さを存分に生かして強豪に一泡吹かせに登場した今回は好発も決めてスローの単騎逃げ。

藤岡佑介がここまで上手く乗れるのかと舌を巻くような好騎乗でした。

あの展開で3着に粘れないのはもはや地力の差。本番での逆転は今回以上の驚異的な展開の利を得なければならず、逆転は事実上不可能でしょう。

むしろ青葉賞やプリンシパルで突っ込みたくなる馬です。

 

 

7着:①オブセッション

超スローをほぼ最後方。

レース中からルメールにしては最高級の駄騎乗をしていましたが、これでもなんとかなるかもしれないと思わせる程の素質をこの馬に感じていたアホな私に負けを突き付けた4角の逸走。

完歩の大きな馬なので小回り中山はどうかという唯一の疑念が見事に的中しました。当たって欲しいのはソコじゃないんだオブセッション。

この破天荒なレースぶりは私の心を鷲掴みにするに十分な内容だったため、ダービーでの本命はこの馬とさせていただきます。

藤沢さんの事なのでこの後は青葉賞→ダービーと進めて来るはずなのでその2鞍で今回の負けは回収させて頂こうと思います。

 

まとめ

どうしようもないほどダノンプレミアム1頭立てのレースでした。

とはいえ負けた馬達の素質も素晴らしく、本番で逆転の余地が無いとも言い切れません。

各馬の今後の活躍が楽しみな内容でした。

 

 

【弥生賞回顧】最初から最後までダノンプレミアム1頭立てのレース

を最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

 

 

 


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