【第157回天皇賞・春(G1):回顧】レインボーラインが遂にGⅠ制覇も代償は大きく・・

重賞レース回顧

こんにちは。苦労馬レインボーラインの初戴冠が嬉しくてしょうがないぽぽんです。

 

 

第157回天皇賞・春(GⅠ)は岩田康誠騎乗の⑫レインボーラインが直線狭いところを割って先に抜け出した1番人気シュヴァルグランをゴール寸前で差し切り優勝。

勝ち時計は3.16.2

上位3頭は全てGⅠで馬券圏内に突入したことのある馬たちで、混戦と言われていた中でもやはり最後にモノを行ったのは強いメンバーに揉まれてきた経験でした。

 

 

 

優勝 ⑫レインボーライン

前走阪神大賞典で久々の勝利を挙げ、優勝候補の一角として堂々とここに登場。

思えば三歳春から常に一線級と対戦し、GⅠで好走歴はあるもののその全てが人気薄でした。

今回レインボーラインよりも票を集めたのは⑪シュヴァルグランただ一頭。

言うまでもなくシュヴァルグランは今回の出走馬中唯一のGⅠ馬であり、ここ春天でも一昨年3着、昨年2着とコース適性も抜群、さらに鞍上は世界NO.1のボウマンと死角の少ない本命馬です。

レースは前半1000mが1.00.1と長距離戦にしてはまずまず流れるペースに見えるが、それは先行する2~3頭に限っての事。

レインボーラインにとってははミドルペースを中団で折り合う絶好の展開になりました。

3角から徐々に進出を開始し、絶好の手応えで4角を回る。

直線はバラけた馬群に一筋のビクトリーロードを見出した岩田が躊躇なくそこに飛び込む。

先に抜け出したシュヴァルグランが粘り込みを図るが脚色の違いは明白。

最後の50mでシュヴァルグランを交わしたレインボーラインはそのまま栄光のゴールを駆け抜けました。

勝てなくても裏街道に逃げずに常に王道路線を歩み、努力と経験を積み重ねた苦労が報われた瞬間はとにもかくにも美しかった。

しかしながら好事魔多し、レース後岩田はすぐさま下馬。

右前肢ハ行のため馬運車に乗せ引き上げることとなり、ウイニングランは行われなかった。

競争能力の全てを投げ打ち、死力を尽くしたレインボーラインには心からおめでとうと言いたい。

またレースで見る事は叶わないかも知れないが、できれば無事種牡馬となって父ステイゴールド譲りの成長力を脈々と受け継ぐ系譜を作り上げて欲しいです。

 

 

 

【天皇賞・春 回顧】レインボーラインが遂にGⅠ制覇も代償は大きく・・

を最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

 

 


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