【第79回菊花賞(G1)】混迷極める牡馬クラシック最終戦。最後の一冠を射止めるのはどの馬か?

重賞展望

こんにちは。秋のGⅠシリーズ2連敗中のぽぽんです。

昨日の富士ステークス(GⅢ)も書いておこうかと思ったのですが結果的にロジクライ軸で外しました。

エアスピネルもレッドアヴァンセもはデキ今一つでしたがさすがに万全のリスグラシューと好戦しただけあってアヴァンセは頑張りましたね。

さて、富士ステークスも相当難解なレースでしたが、巷ではそれ以上に混迷を極めると言われる今回の菊花賞。

ダービーを制し、秋初戦の神戸新聞杯で絶好のスタートを切ったワグネリアン回避、そしてその神戸新聞杯でスタートの躓きで安めを打ってしまったエポカドーロは実際どうなの?という話の流れからはそうなってしまいますね。

ではいつも通り枠順からいきましょう。

 

 

 

 

枠順

皐月賞馬エポカドーロは3枠5番、新潟記念を制したブラストワンピースは2枠3番と春の実績馬は共に絶好枠を引きました。

ダービーが終わった時には秋はこの馬と全ての人が考えていたエタリオウもド真ん中の5枠9番。

これだけ聞くとなんとなく堅そうですが、問題は枠順と全馬の近走成績を見る限りどの馬が3着以内に入っても全く不思議がないことです。

そういうわけなので18頭全馬の現時点での短評を交えながら予想していきましょう。

 

 

 

 

①アイトーン

⑥メイショウテッコンとの争いになるでしょうが今回のTV馬はおそらくこちらでしょう。

この馬がこの枠を引いて行かなかったらこのレースそのものが破壊されるくらいの影響力を持ちます。

仮に出遅れたとしても3コーナーまでの菊花賞はこの馬に支配されるはずであり、あわよくばの祈りを捧げるファンも多いはずですが私は切ります。

 

 

 

 

②グレイル

一際目を引く好馬体の持ち主グレイル。

この馬は今回も人気一息ですが、前走セントライト記念では実は一番強い競馬をしています。

展開も馬場も完全に前有利の中、出遅れながらもブレステイキングを交わしての3着は相当の好内容で、菊では外せない馬となりました。

やや内の荒れ気味の馬場で追い込み馬の②番枠は好材料とも言えないところですが、スタート直後からこの馬の周りの各馬は前に行くので自ずと好きな進路を取れそうです。

とことんまで脚を貯めて直線で悪魔的末脚を炸裂させて頂きましょう。

 

 

 

 

③ブラストワンピース

ここまで5戦4勝。

唯一の敗戦はうまく運ばなかったダービーだけで、前走新潟記念は1番枠にも拘らず大外ブっこ抜きで古馬を一蹴した勢いそのまま最後の一冠に臨みます。

春の最強馬エポカドーロが秋初戦で躓いたこともあり、現在一番人気に推されていますが、この馬自身実際は世代最強クラスにはまだ一度も勝っておりません。

ギベオンの2着したNHKマイルカップはあくまで展開で着順の全く違ったレースであり、そもそもブラストワンピースのローテーションから鑑みると目標はあくまでダービー、そしてこの馬がサウスポーと見ているのではないでしょうか?

人気がもう少し薄ければ池添もスイープトウショウやデュランダルの時のように肚を括った競馬ができるでしょうが一番人気のクラシックではタメにタメる競馬は出来ないと思います。

ここは危険な人気馬と判断して評価を一段下げます。

 

 

 

 

④ジェネラーレウーノ

セントライト記念は全てがこの馬に向くのが初めから決まっていたレース。

それ自体に着順ほどの価値はなく、血統的にも本来はマイラーなはず。

アドマイヤマックスパターンと見て切ります。

 

 

 

 

⑤エポカドーロ

春の2冠はこの馬がトップと分かっていたので問題なく大変お世話になれたのですが秋初戦の神戸新聞杯でヘタを踏んでしまいあっさり主役の座を降りてしまいました。

皐月賞は展開が完全に味方をするのが見え見えなのに非常に美味しい7番人気での戴冠。

そこで完勝して強さを見せつけているのに「馬場と展開で勝った」としか思われず4番人気に甘んじたダービー。

 

神戸新聞杯では遂に一番人気の支持を受け、私の手から離れてしまったと少し憂いましたがまさかの躓きからのクソレースを演じ、春の最強馬はまたしても一番人気の座を他馬に明け渡してしまいました。

そもそも『菊は強い馬が勝つ』という格言があるほどに菊花賞馬は一部例外を除いてほぼほぼ強い馬が勝つレース。

母系がスプリンターなので距離に一抹の不安はありますが少なくとも世代最強の一角として無様なレースはしないはず。

神戸新聞杯はデキも完全ではありませんし、スタート直後にいきなり落馬しかけて後方からでは参考にもなりません。

人気の落ちた今回、まだ見限るのは早計でしょう。

 

 

 

 

⑥メイショウテッコン

①アイトーンと共にレースを作るメイショウテッコン。

3番手を進む④ジェネラーレウーノ以下を大きく離して長距離レースの定番となる形を演出して最後の直線で馬群に飲まれて行くと予想します。

 

 

 

 

⑦ユーキャンスマイル

第79回菊花賞。

エタリオウ軸の方は馬連7-9をお薦めします。私も200円ばかり買いますので。

 

 

 

 

⑧カフジバンガード

2歳~3歳春の時点では凄まじく好馬体の割には走らないなぁと思っていましたがここ最近は実が入ってきた様子。

  • 気楽に乗れる立場
  • 絶好枠
  • 血統
  • 他の古馬1000万勝ちはそれなりに人気なのにこの馬はシンガリ人気。

これだけでも十分菊の穴馬としての条件は揃っていますが、さらにはジェネラーレウーノのやや後ろの先団で全くノーマークで進めるという展開面での恩恵もあり、絶対に外せない馬です。くどいようですが現在シンガリ人気です。

 

 

 

 

⑨エタリオウ

菊はこの馬と多くの人が思ったくらいのインパクトがあのダービー4着にはありました。

秋初戦の神戸新聞杯も前有利の展開の中、4角最後方から勝ち馬ワグネリアンを遥かに上回る伸びを見せての2着はかなりの好内容であり、春は皆無だった人気を遂に集める事になりましたが、成長度や血統を考えたらここは人気でも外せません。

鞍上のミルコは昨年に続いての連覇を狙います。

 

 

 

 

 

 

⑩アフリカンゴールド

中距離戦を楽勝続きでここに駒を進めてきましたアフリカンゴールドは菊と相性のいいステイゴールド産駒です。

有力馬がてこずるようだと松若がここで初GⅠとなってもおかしくないところであり、カフジバンガードと同じような位置取りを出来る9番人気なら一票を投じても良さそうです。

 

 

 

 

⑪コズミックフォース

驚愕の馬券を叩き出したダービー3着馬コズミックフォース。

関西遠征は春のすみれステークスで安めを打った事もあり、今回はダービーの時よりも買いづらくなってしまいました。

 

 

 

 

⑫フィエールマン

底を見せてない鞍上ルメールのディープインパクト産駒。

この群雄割拠の乱菊でそれだけの理由で人気を背負う馬を買う程の財力は私にはございません。

 

 

 

 

⑬タイムフライヤー

ホープフルステークスでジャンダルムを差し切り私に地獄を見せてくれたタイムフライヤーはどうやら早熟だった模様。お疲れ様でした。

 

 

 

 

⑭グロンディオーズ

底を見せていない社台の秘蔵っ子で鞍上はモレイラ。

フィエールマンと同じ要因で切ります。

 

 

 

 

⑮オウケンムーン

父オウケンブルースリが制した舞台で一発大駆けも十分考えられます。

荒れる要素のあるレースなので少しだけ遊んでみてもよろしいかと。

 

 

 

 

⑯ステイフーリッシュ

ちょっと時間が無くなってきました。

京都実績もあり、前走はイレコミでレースになっていなかった菊の穴要素ステイゴールドの血がこの馬にも入っています。

能力的にも不足はないでしょう。

 

 

 

 

⑰シャルドネゴールド

この馬もステイゴールド産駒。ただどうやらこの馬は格上にはまだ弱い様子。

よくなるのはまだ先でしょう。

 

 

 

⑱グローリーヴェイズ

走る危険性を孕んだ馬が多すぎますね。

重賞実績もあり、懐かしのメジロの血も入っているグローリーヴェイズもその中の一頭ではありますが、このまま行くと18頭全てを買う羽目に陥ってしまいます。

スカっと絞ってまとめに入ります。

 

 

 

 

第79回菊花賞:まとめ

◎ ⑨エタリオウ

〇 ②グレイル

▲ ⑤エポカドーロ

△ ⑧カフジバンガード

 

この4頭を軸にした馬券を中心に⑮⑯でお遊びします。

 

 

第79回菊花賞(GⅠ)混迷極める牡馬クラシック最終戦。最後の一冠を射止めるのはどの馬か?を最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 


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プロフィール
ブログ管理人
ぽぽん

【競馬歴】ミホシンザンが春天を制した日に父に東京競馬場に連れて行かれてから36年。初恋はダイナアクトレス。
【卒論】ヘイルトゥリーズン系の今後
【職歴】大学卒業後大手飲料メーカーに就職も博打の方が数倍割がいいので退職。4号機時代を全力で堪能したあとは体力の限界で引退。心を入れ替えて会社員に戻るも超つまんないので2022年に起業。
【お住まい】千葉県の農地

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