【第165回天皇賞・春(G1):展望】2強短評および阪神3200mについて

重賞レース展望

写真:JRA

昨年に引き続き阪神競馬場で開催される第165回天皇賞・春(G1)。

戦前の想定では2頭が頭一つ抜けた評価を得ているので先ずはその2頭の短評、続いて阪神3200mの特徴と春天の歴史を綴っていく。

有力2騎

タイトルホルダー

28年前(1994)はビワハヤヒデ、そして昨年(2021)はワールドプレミアが勝利と「阪神春天」では菊花賞馬が強い。

そもそも春の天皇賞は菊花賞馬が幅を利かせるレースではあるのだが、今年出走予定の菊花賞馬タイトルホルダーはメンバー中唯一のG1馬であり、且つ阪神で行われた菊花賞を制していることもあって、目下のところ戴冠の最有力候補とされている。

ディープボンド

そのタイトルホルダーにとって最大のライバルとなるであろう昨年の2着馬ディープボンドは昨年同様、前哨戦の阪神大賞典(G2)を勝っての参戦。

昨年は当の春天後にフランスに渡ってフォワ賞(G2)を制覇。凱旋門賞(G1)は残念な結果に終わったが、年末の有馬記念(G1)では年度代表馬エフフォーリアに最後まで食い下がりクロノジェネシスを抑えて2着。正に飛躍の年となった。

幼馴染でもあった同期の3冠馬コントレイルの引退でクラシック路線では黒子役に徹していたディープボンドは誰もが認める一流馬へと成長した。

ロング開催で使い込んだ馬場、そして週末の雨予報はこの馬にとって追い風以外の何物でもなく、初G1制覇&和田竜二の21年ぶり春天制覇への期待は高まる。

阪神3200m

外回りから内回りへの周回。最初のコーナーへの角度が急で外枠は有利とは言えない。とはいえ使い込まれた阪神でさらに土曜日から耕される可能性があれば必ずしも内有利というワケでも言えなさそうだ。

よってアドバンテージは中枠。せめて⑫番枠よりは内側が欲しいところか。

阪神・芝3200メートル(芝外→内回り)

バックストレッチからのスタートでコースを1周半する。芝3000メートルでは終始内回りコースを走るのに対し、芝3200メートルは1周目が外回りコースで2周目に内回りコースを走る。阪神の芝コースはホームストレッチの残り200メートル付近が最も低くなっており、その直後に上り坂が控えているため、1周半のうちに「下って上る」を2回繰り返すことになる。1周目(外回り)の下りは4コーナー付近から始まるが、2周目(内回り)は3コーナーの残り800メートル地点付近から下り始め、ここがラストスパートの合図になる。ゴール前の直線は359.1メートル(Bコース使用時)。大まかなレイアウトは京都競馬場の芝3200メートルと同様だが、ゴール前の坂の影響で上がりが掛かりやすい。最後の直線が平坦な京都ほど末脚のキレは求められず、スタミナの絶対量が問われることになる。

引用:JRA

 

向こう正面内回りの3コーナー手前からのスタート。最初のコーナーは外回り3コーナーまでで300m弱(※資料が無く目算)。これは否が応にも外枠各馬を苦しめる。

ここを如何に上手く回って来るかで結果は大分違ってくるだろう。

 

天皇賞・春はG1の中のG1

私が初めて競馬というものに触れたのが、2冠馬ミホシンザンがニシノライデン(2着失格)を退けて勝った1987年の天皇賞・春だった。

翌年はタマモクロスが無双の年でG1三連勝の口火を切った。秋から冬にかけてオグリキャップやスーパークリークとの垂涎のレースを散々見てしまっては子供でも虜になってしまう。

こうして人生は没落していく。

 

天皇賞・春は今まで数多の名馬を輩出し、名勝負を演出してきた。

3200mという距離に時代錯誤という意見もあるが、少なくとも私が見てきた中で、つまらなかったレースは一つもない。天皇賞・春はその歴史と伝統も全く色褪せない、文句なしにG1の中のG1なのだ。

 

天皇賞・春 過去10年

  • 2012 ビートブラック逃げ切りでオルフェーヴル撃沈。
  • 2013 フェノーメノ悲願のG1獲り。ゴールドシップの不安定開始。
  • 2014 フェノーメノ連覇。
  • 2015 春天では不要論が出た途端のゴールドシップ。
  • 2016 キタサンブラックがカレンミロティックとの激戦を制す。
  • 2017 キタサンブラック連覇。一つ下のサトノダイヤモンドを完封。
  • 2018 レインボーライン岩田、剛腕炸裂イン強襲。
  • 2019 フィエールマンとグローリーヴェイズの火の出るような一騎打ち。
  • 2020 フィエールマン連覇。ゴール寸前スティッフェリオを捕らえる。
  • 2021 27年ぶりの阪神開催。ワールドプレミアが菊花賞馬の意地を見せる。

※過去7年で菊花賞馬が6勝しており、目下3連勝中。

 

まとめ

最近は少し評価が下がってきた天皇賞・春。

今年もG1馬の出走が僅か一頭と寂しい限りだが、それでも過去に見応えのなかったレースは一度もない。

2強は強いが虎視眈々と大魚を狙う伏兵陣も多士済々ならどのような結末を迎えても驚けない。ご存知の通り、世界最強馬エフフォーリアがレースに参加すらしなかった大阪杯(G1)を筆頭に今春のG1は1番人気の不振が酷き、概ね小波乱傾向。

次の記事は枠順確定後、馬場考察から有利不利を丸裸にした上で追切り内容を加味して全頭診断を記していくので暫しお待ち願いたい。

おまけ

好配当で買いたい人向け(BOOKERS記事)

私は事前に狙い馬が決まっている場合は大体こちらで数日前に購入する。今回も既にテーオーロイヤル15倍とディバインフォース51倍をつまんでおいた。興味のある方は是非お目通し頂きたい。

 

 

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